東京都知事選 期日前投票行ってきました これから夏安居に臨みます
2016年7月31日(日) 東京都知事選投開票
21人もの方が立候補したというのに、主に3人の方だけがテレビでメッセージを発していることにとても違和感があります。
さて、私は早くも期日前投票をしてきました。
ほとんどデータも集められない中、投票者を決めることに悩みました。
それなら、やはり無投票や白票もありではないか・・・と一瞬考えましたが、さんざん「GO VOTE」なんて言いながら、無投票はあまりに無責任だし、投票はすべきものだと思うので、行ってきました。
各まちづくりセンター(出張所)での期日前投票は24日(日)からですが、世田谷区役所では15日(金)から受け付けています。雨の中、世田谷線に揺られながら行ってきました。
さて、ここが大事
各世帯に届く「投票所入場整理券」(っていうんですね。初めて知りました)。
この整理券を持っていないと、投票できないと思っている方が多いと思います。先日の参議院選挙までの私も、そう思い込んでいました。
でも、持ってなくても投票ができるんです。
投票所に行って、「期日前投票宣誓書」に記入して受付に出せば、投票券をくれます。
今回の私は、まだ「投票所入場整理券」が届いてなかったのですが、「宣誓書」に記入したら、投票できました。
投票に行ったけど、「あっ、券を忘れちゃった。券を取りに戻ってまで投票しなくてもいいか」なんて考えてしまったことがある方
出先で、投票所の近くまで来たから、「ついでに投票したいけど、券がないんだよなぁ」という方
大丈夫です。自分の名前・住所・生年月日が書ければ、投票できます。
ぜひぜひ、投票なさってください。
では、どうしてこんなに早く期日前投票に行ったのか。
7月17日~31日まで、京都東本願寺・大谷大学を会場に行なわれる「夏安居(げあんご)」を聴講するため、京都に行って参ります。
「安居」とは
お釈迦さま在世の頃、日頃は修行を行なったり、人々が集まってお釈迦さまの法(教え)をいただいたりして過ごします。しかし、雨期には草木が生い繁り、虫やそれを食べるヘビ等の活動が活発になります。そんな時期に修行や、出かけて行って聴聞したりすると、虫やヘビなどを踏みつぶしてしまう、殺生をしてしまう可能性があるわけです。そのため、雨期にはひとつ所に集まって、そこでお釈迦さまの教えに耳を傾けることをしていました。それが「安居」のはじまりです。
東本願寺では、毎年7月後半頃の2週間、「夏安居」が行なわれます。曽我量深先生ご存命の頃は、一ヵ月にかけて「夏安居」が行なわれていました。『歎異抄聴記』もそこで生まれました。
大学卒業後、9年間「夏安居」を聴講させていただいていました。いろいろな事情が重なって、「夏安居」は卒業しました。
昨年の6月頃から、なぜか急に「集中した学びの場に身を置きたい」と想いが湧き起こってきました。
で、昨年8月頃、次年度の(つまり今年度の)「安居」の要項が発表になったとき、なんとか都合が付けられそうな日程だったので、ダメ元で住職・坊守・妻の前で「来年の夏安居に参加したいなぁ」とつぶやきました。そしたら、みんながみんな賛成してくれました。「え!ウソでしょ?」ってくらいストレートに押し出してくれました。
「良いことじゃない、いってらっしゃい」(坊守)
「行けるときに行っておきなさい」(住職)
ありがとうございます
「夏安居」の講者と講題は、
本講 小川一乗先生 『顕浄土真実証文類』解釈―「証」の二重性についての試論―
次講 三明智彰先生 歎異の精神―『歎異抄』聴聞記―
小川先生は、私が初めて「夏安居」に参加したときの講者
三明先生は、私にとっての不可思議な一年に出遇った、「真宗の教え」を説いてくださった恩師。机上の勉強ではなく、人との出遇いを通しての学びを、身につけさせていただきました。西蓮寺でも、永代経法要や毎月の聞法会でお話をいただいていました。
「夏安居」聴講のご縁に感謝しつつ、7月17日~31日、必死に聴聞してきます。
で、31日は満講式(いわゆる閉講式)が終わったら、都知事選投票のために帰京しなくては、と予定していましたが、世田谷区役所では15日に期日前投票ができました。それを調べてくれたのは妻。
「せっかくがんばってくるんだから、31日、無理する必要ないわよ」(妻)
ありがとうございます
若いときと違って、どんなふうに教えがしみこんでくるか。ワクワクしています。行ってきます。