11月28日 親鸞聖人のご命日
11月21日から28日まで、ご本山 東本願寺では報恩講が勤まりました。
22日から24日まで参詣させていただきました。
真宗門徒にとって、一年で一番大切なご法要
娘たちには、報恩講の雰囲気と大切さを感じて欲しくて、毎年参詣に出かけています。
いつまで一緒に行けるかなぁ。
年々、法要の場にいられる時間が長くなってきました。
長女(小1)は、今年の夏休み中、一緒にお朝事(朝のお参り)を勤めていたら、「正信偈」を覚えてしまい、報恩講の法要中も「正信偈」を口ずさんでいました。
しんらん交流館に足を伸した際も、ロビーの書籍販売コーナーで、テレビの画像で流れている「正信偈」を一緒に読んでいました。テレビを見ながら一緒にお勤めしている姿は、なかなか美しく(自分の子だからというわけではなく、と思う)、本人が飽きるまでずっと「正信偈」をお勤めさせてあげました。「はじめてのお勤め練習帳 正信偈-DVD付き-」の宣伝の画になるんじゃないかなぁと思いながら見てました。
でも、娘たちは、キャラクター(鸞恩くん 蓮ちゃん あかほんくん)に会うことと、子どもテントで缶バッチを作ることが毎年の楽しみ。
それで良いのです。
ご本山にお参りすることを、報恩講にお参りすることを楽しみにしてくれれば。
私自身、毎年 報恩講に参詣することを楽しみに一年頑張っています。
「声明に関して」
ご法要を参詣していて、最近(いつの頃からか忘れましたが)、ずっと自分の中で失っていた感覚を思い起こしました。御影堂に大勢の方が参詣されている中、目を閉じて声明の声に耳を澄ませていて、「あっ、これだ!!」と思い出したことがありました。感覚的なことなので、べつに何かが大きく変わるわけではありませんが、見失っていた感覚を思い出してひとり涙していました(泣いてはいないけど)。
「縁に関して」
どうして毎年お参りするの? 何が大切なの? と、思われるかもしれません。
報恩講に参詣すると、懐かしい面々と再会します。
今年は、大学の後輩5人と、かつて練馬の真宗会館に勤めていた方々6人と再会しました。それから、Facebookで知り合いになりながら、今まで会ったこともなかった人とも出会えました。
「再開が嬉しかった」って感慨だけではなく、つながっているんだなぁ、それぞれの現場でそれぞれが頑張っているんだなぁと、思えます。
「先輩!!」と言って私の元に駆けてきて、差し伸べてくれた手の温かかったこと。O君、嬉しかったです。
妻は、今は某教区の所長になられたKさんと、毎年報恩講で再会します。私はたまに東京で会うのですが、妻(東京)とKさん(仙台…某の意味ないか)は、なぜか毎年京都で挨拶を交わしている。大したことじゃないかもしれないけれど、でも、不思議だなぁと、おかしくなりました(Kさん、子どもの面倒見ていただいて、すみません)。
「こども報恩講のつどい」
報恩講期間中の1日、ご本山ではこども報恩講も勤まります。
今年は日が合い、参加させていただきました。
御影堂でお参りして、食堂でみんな一緒にお昼ご飯を食べて(次女は、この日のカレーライスを楽しみにしていました。おかわりしてました^^)、藤原正寿先生のお話しを聞いて、スタッフの皆さんが用意してくださったアトラクションをして…。
楽しい時間を過ごさせていただきました。子どもたちも満足、お腹いっぱい。
親鸞聖人、藤原先生、スタッフの皆さんに感謝です。
「せっかく京都に行ったのだから…」
昨年までは、私たち(わたしと妻)のスケジュールで京都での時間を過ごしていましたが、小一の娘も知恵をつけてきて、今年は、「京都タワーにのぼって、清水寺に行って、京都水族館に行きたい!!」と要望が。テレビで見て、行きたくなったようです。
京都タワーか、久しくのぼってないなと思いつつ、久しぶりに上りました。展望コーナーで、東本願寺を見下ろして(失礼)びっくり!!
御修復が済み、阿弥陀堂と御影堂門の素屋根が外れて、境内の全貌が見えました。東本願寺の広報担当の方、京都タワー展望から見た真宗本廟も発信すべきですよ!!
京都水族館は、チケットを持っていると、いろいろなお店で特典があります。夕食を食べたお店で、「京都水族館のチケットがあれば、特典があります」と書いてあったのでお見せしたら、一人一杯ずつドリンクサービスでした。お酒もOKで、美味しいハウスワインをいただきました。そのような特典があることを知らなかったのですが、気にしてみると、けっこういろいろなお店で特典をアピールしています。京都水族館に行かれた方は、チケットを捨てずに持ち歩いているといいですよ。
「紅葉ですが…」
ご本山の前の紅葉が、ほとんど散っているなぁと思って眺めていましたが、今年は京都の紅葉はいまいちだったそうです。
例年にくらべて暖かかったこともありますが、毎年ライトアップをするようになり、木々も疲弊しているとのことでした。
寺社のライトアップは、いつ頃から盛んになったでしょうか。確かに、きれいです。でも、寝る時間が必要なのは、人間も、他の生物も、植物も同じ。にもかかわらず、寝る(休む)べき時間にライトアップされ、しかも、秋だけでなく桜の季節も。夏にライトアップする所もあります。つまり、一年中寝不足が続いているわけです。元気がでるはずもありません。
円山公園の桜の木たちも、「養生中」の札がかかっていました。
どうか、元気を取り戻せますように(-人-)
京都で元気をもらい、東京に帰ってきました。
真宗門徒の一年は、報恩講から始まる(報恩講がお正月)と言われます。
気持ちも新たに、一年の歩みを始めました!!
が、すでに日常生活に埋もれ、こころ落ち着かず過ごしています(笑)
それでいいのです。
みんなと一緒に生きているのだから。
だからこそ、毎年ご本山に参詣するのです。
阿弥陀さまの前、親鸞聖人の前にひざまずくと、こころホッとします。
がんばろって思えます。
真宗のご縁に出遇われた方は、一生に1度はご本山に参詣されるといいですよ(報恩講に限らず)
南無阿弥陀仏(-人-)