月光浴
月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人のこころにぞすむ
法然上人
月の光がいたらない里はない
仏の慈悲も届かぬ人はいないのです
月を雲が覆ってしまえば、「月が見えない」と思ってしまう。
「無宗教ですから」「無神論者ですから」と言う人は、仏を頼りともしないのでしょう。
でも、
雲で覆われていても、月はある。
「無宗教ですから」「無神論者ですから」と言っても、仏さまの慈悲のこころは すべての衆生にかけられている。
「ながむる人」・拝む人・頼りとする人にのみ慈悲がかけられるのではない。
私のこころがどう思おうが、慈悲の光に照らされている。
真(まこと)のこころに照らされている。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏