掲示板のことばアーカイブズ(47)
2023年(令和5年)
1月〔№551/寺報「ことば こころのはな~西蓮寺掲示板のことば~」№293〕
卯毛羊毛(うもうようもう)のさきにいるちりばかりもつくるつみの、
宿業(しゅくごう)にあらずということなしとしるべし
親鸞聖人
2月〔№552/寺報№294〕
有情(うじょう)の邪見(じゃけん)熾盛(しじょう)にて
叢林棘刺(そうりんこくし)のごとくなり
親鸞聖人「正像末和讃」
3月〔№553/寺報№295〕
人生は長さだけではない
幅もあれば 深さもある
金子大榮
4月〔№554/寺報№296〕
明日ありと 思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは
親鸞聖人
5月〔№555/寺報№297〕
亡き人を案ずる私が
亡き人から案ぜられている
6月〔№556/寺報№298〕
人間
ひととむまるるをいふ
(人と生まるるをいう)
親鸞聖人
7月〔№557/寺報№299〕
新しいものも古いものも、一緒なんだよ。
ずーっと一本でつながっているから
柚木 沙弥郎(ゆのき・さみろう)
8月〔№558/寺報№300〕
無明長夜(むみょうじょうや)の燈炬(とうこ)なり
智眼(ちげん)くらしとかなしむな
親鸞聖人「正像末和讃」
9月〔№559/寺報№301〕
もし、親、祖先の合わせた手がなかったならば、
どうして私の手が合わされましょうか。
正親 含英(おおぎ・がんえい)
10月〔№560/寺報№302〕
人間の要請に応える宗教と
人間そのものを明らかにする宗教との峻別が明瞭にならないと
宗教が曖昧になる
廣瀬 杲(ひろせ・たかし)
11月〔№561/寺報№303〕
報恩
一生を尽くしても返せないほど
大きな恩をいただいていることを報(し)る
12月〔№562/寺報№304〕
人間は、
自分の思い通りにならないといって悩み
自分の思い通りにしようとして苦しむ