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2023年5月22日 (月)

言葉が泣いている

昨日、ことば遣いの美しさ(生き方の丁寧さ)の思いを書いた。
昨晩寝る前に『暮しの手帖』(2023年 4-5月号)を読んでいたら、ライターである武田砂鉄さんの連載「今日拾った言葉たち」に、次の言葉が紹介されていた。

言葉が泣いているっていう気がします
本当はもっとケアしてもらいたいのに
(大西寿男 校正者 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2023.1.13放送)より)

武田砂鉄さんは綴る

雑誌や書籍などに記された文字をチェックする校正者。世の中に溢れている言葉は、この人たちのおかげで乱れずに済んでいる。様々な辞書や資料にあたり、時には文章に対して改善策を提示する。決して派手ではないが、言葉の在り方を守り抜く仕事である。多くの作家が信頼を寄せる校正者が、今は言葉が泣いている、と言った。正確性に欠ける、勢い任せの言葉が無責任に飛び交っているという。言葉が、消耗品のように痛めつけられているのではないか。

文章や言葉の乱れは日々感じている。コタツ記事や憶測記事や根拠のない発言や妄想の域を出ない主張、端から相手を傷つけることを目的として書かれた文章、そのような文章は、必然言葉も乱れて来るし、美しくない。
私も、文章で表現することが多い。常に乱れることなくことばを使っているか、美しいことば遣いかというと、それもまた怪しい。気を付けなければという思いもある。けれど、ことばが乱れているときは、必ず生活が乱れている、こころがトゲトゲしている。その生活を、生き方を見直さなければ。つまり、自分自身を見つめ直すことが肝要。
言葉が泣いている。泣いている言葉をつかうときは、その発信者・発言者自身が泣いているときだろうから。

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