丁寧だけど、雑だなって
個人がパソコンやスマホを持ち、作業・仕事ができるようになって久しい。HPやらアプリやら、チラシやらポスターやら、手紙(契約)の往来やら事務処理やら・・・個々で出来る仕事が格段に増え、仕事の処理量も増え、見栄えも良くなっていると思う。けれど、なんだろう。仕事そのものは丁寧に処理されているのだけれど、仕事が雑になっていることも感じる(矛盾したことを言っているのはわかっているけれど)。
パソコンのないころ、仕事の仕方は雑然としていて、時間の使い方も現代(いま)からすれば無駄も多く、手違い行き違いもあった。でも、振り返ると、雑だったけど丁寧だった気がする(これも矛盾した言い方だけど)。
昔は良かった的なことを言おうとしているのではなくて。仕事をするときに、パソコン・スマホを見ているのか、資料・スケジュールを見ているのか、それとも、その先にいる人間を見ているのか(見えているのか)。仕事に限った話ではないけれど、誰を相手にしているのだろう…箒を手にして掃除をしつつ、ふとそんなことを思った。
各人がワープロで打った文章が、互換性が無くて結局打ち直したり、変換機能のある機器を持つ人の所に集まって仕事をしたりしていた頃が、笑えるもするし、懐かしくもある。
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