貴方のお名前は。
(思いがけず昨日の投稿の続き)
一昨日の晩の寝る前のほうじ茶が美味しかったので、また昨晩も。「ほうじ茶飲む人~」と声をかけると、みんな「飲む~」の声。ティーバッグをふたつ取り出して急須に入れて、お湯を注いで、お茶が出るのを待っている間にまたティーバッグの袋に印刷された新俳句を読む。
口下手な 貴方がくれた 蓮華草
(第14回 都道府県賞 当時34歳の方の作品)
其のままの 貴方が好きと 毛糸編む
(第22回 都道府県賞 当時76歳の方の作品)
一昨日の2作品は、16歳と15歳の方の作品。淡い瑞々しい恋心が「君」という語に溢れていました。昨日は、34歳と76歳の方の作品。しっとりとした感謝にも似た気持ちが「貴方」からにじみ出ています。たまたま手にしたティーバッグから、4人のお気持ちに触れることができました。
若い頃、気になる人の仕草や言動に心惹かれ、心惑わされ、私から見た「君」の姿に想いを寄せる。「君」に恋心を抱く私のこと。
年を重ね、ある人の人柄や態度が私のこころに刷り残り、思い出と共に「貴方」を想う。私のなかの「貴方」のこと。
「君」から「貴方」へと変わった頃の、自身をたどる🍵
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