そんなに急いでどこに行く
今朝は、冷たい風が吹いていました。
墓地花は、夏の暑い盛りは、見た目で枯れているのがわかります。
(ここ数年経験している暑さでは、一日でカラカラに枯れてしまします。)
けれど、冬の寒さのなかでは、一見 まだ枯れていないようでも、よく見ると(さわってみると)しっかり枯れているのです。
今日の午前中、墓地花の回収をしました。
暮れから正月にかけてお参りされた花々です。
一見元気そうなお花も、ちゃんと見極めたうえで、枯れているものを回収させていただきました。
☆
昨年(2020年)、東京都内で起きた交通事故の死亡者は 155人。
前年比 22人増。
交通事故の発生件数・負傷者数は減少したそうなのですが、死者数は悪化。
「新型コロナウイルスの影響で交通量が減り、スピードを出す車が増えたことなどが要因と考えられる」と、警視庁担当者の分析。
昨年ステイホーム期間中、外に出なければならないときは、車で移動をしていました。
ステイホーム期間中だったためか、確かに交通量は減っていて、運転する分には快適でした。
けれど、その分 スピードを出す人もいるのですね。
歩行中に轢かれて亡くなられた方が67人だったそうです。
どれだけ注意を払っていても、暴走する車をよけることは無理です。
自分も車を運転する身。
注意しながら運転していますが、どれだけ注意していてもドキッとすることはあります。
車を運転すること、車が走っている環境で生活をしていること・・・リスクが伴います。
歩行者として信号待ちをするときは、道路から離れたところに立つように気を付けています。
少しずつ、小さなことでも、注意が大切です。
交通量が減って、ついスピードを出してしまう。
ハンドルを握る者の心理かもしれません。
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西蓮寺前の道路を区画整理で削られたときの話です。
西蓮寺 門前の道路は、カーブになっていました。
見通しも悪いし、すれ違う車も窮屈でした。
でも、道路を広げることになり、そのカーブ部分が削られました。
近所の人とも「スッキリしたね」「見通しが良くなったね」「安全になったね」など、前よりも良くなったね、という会話をしました。
けれど、スッキリして見通しが良くなった分、スピードを出す車が多くなりました。
近所の人とも「スピードを出す車が増えたね」「ちょっと怖いね」という会話をしました。
交通事故のニュースで、「現場は広くて見通しがよく・・・」という状況を聞きます。
こんなに見通しが良いところで、どうして歩行者を見落とすのでしょう・・・ということを暗に言いたいのかもしれませんが、見通しが良いからこそ、スピードを出したくなる。
ハンドルを握る者の心理なのですね。
ハンドルを握る者も、歩行者も、バイクや自転車に乗る人も、事故がありませんように。
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