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2020年11月26日 (木)

自分に有利に物事を進展させようとして、うまく行ったことってあったかなぁ?

昨日、ソフトバンクホークスが日本シリーズを制し、日本一を勝ち取りました。

セ・リーグ優勝のジャイアンツを相手に、4勝0敗と、2年続けての圧勝でした。

さて、時折ヤクルトファンネタを書いているので、私はプロ野球が好きなんだな、と思われていることと思います。

たしかに、野球はするのも見るのも好きです。

神宮球場でビールを呑みながらの野球観戦は至福のときです。

けれど、クライマックスシリーズのシステムができてからは、どこか冷めています。

クライマックスシリーズ導入の際に、当時の中日落合監督が、日本シリーズ勝者が本当の日本一ではなくなる旨語り、導入に反対していました。

私も同様です。

大リーグでもポストシーズンのシステムがあるじゃないかという人もいますが、大リーグと日本ではリーグの形式が違います。

リーグのなかに地区があり、それぞれの地区優勝チームどうしが戦って、リーグ優勝を決めているのですから、リーグ優勝であることに違いはありません(ワイルドカードのシステムもあるので、そこはどうなんだろう?と思います)。

日本のプロ野球は、リーグ優勝自体は、一年間戦った結果最高勝率チームが優勝ですから、リーグ優勝チームであることの意味があります。

けれど、クライマックスシリーズで勝ち進むことにより、年間2位・3位のチームが日本シリーズに進み、日本一を勝ち取る可能性もあります。

そのシステムを、どうしても素直に喜べないのです。

過去の、2位 3位 からの日本一チームを否定しているわけでも、ケチをつけているわけでもありません。

ただ、現場の選手やスタッフは、そのシステムを本当に受け容れているのかなぁ?と思うばかりです。

あ、すみません。

クライマックスシリーズというシステムの文句を言おうとしているのではありません。

どんなスポーツも、お金を持っているチーム・リーグを率いているチームの責任者・経営者は、自チームを優勝させるためのルール改正を行います(行おうとします)。

あるいは、特定の個人・チームが優勝し続けたとき、その個人・チームに不利となるルール・システムを、競技団体として改正することもあります。
(私のなかでは、ノルディックスキー複合 荻原健司選手のことが強く印象に残っています。彼のあまりの強さから、日本選手にとって不利なルール改正がなされ、以降、荻原選手から優勝が遠ざかりました。)

ルール改正そのものを一概に否定はできませんが、ある力学がはたれいていることもまた否めません。

プロ野球もまた、クライマックスシリーズの導入や、ドラフト制度・FA制度など、全体の同意というよりも、ある力学が強くはたらいているように感じます。

我が軍が勝たねば意味がないと、強い選手が自チームに集まるようなシステムにルール改正していったチームが、日本シリーズの舞台で力を発揮することなく敗れたことは、皮肉な結末であった気がします。

現場の選手・スタッフは、常に一生懸命プレイしています。

選手・スタッフの非難をするつもりはありません。

ただ、大きな力をもった者が、自分に有利になるように事を進めても思うようにはいかない。

逆に、改正された、新設されたルールのなかでできることを尽くした強いチームが出てくる。

そういうことを感じた日本シリーズでした。

そして、大きな力を持った者が自分に有利にことを運ぼうとすることは、スポーツ(スポーツ経営)の世界の話に限りません。

同業者間のやりとりもそうですし、政治の世界こそ醜悪な姿が著しく表われます。

小選挙区制度なんかもそう感じます。

スポーツの話から政治の話に行くとは、書いていて驚いています!

自分に有利に事を進めようとして、自分がその深みにはまる! 

そうならないように気をつけたいものです。

そのようにしようとしてきたことはなかったか!?

兄弟間、仲間間でも、自分がルールブックになったことはなかったか?

そんなことも振り返ってみてはいかがでしょう?

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