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2020年8月 8日 (土)

朝飯前♪ 朝飯前♪

外山滋比古先生の『思考の整理学』を読み返していて・・・


人間は、いつの頃からか夜行性になってしまった。夜の信仰とも言うべきものをつくりあげてしまった。勉強は夜でなくてはできないと思い込んでいる。
夜考えることと、朝考えることとは、同じ人間でも、かなり違っているのではないか。
夜、寝る前に書いた手紙を、朝、目をさましてから読み返してみると、どうしてこんなことを書いてしまったのか、とわれながら不思議である。

旨書かれています(「朝飯前」のエッセイ)。

私も中学生の頃からずっと夜型でした。中学・高校・大学の学び(予習・復習)も夜。寺に入ってからの聴聞の復習や法話の組み立て、原稿執筆も夜。寺報作りも夜(今まで作った寺報の9割以上が夜中に書いたものです)。9年間の教導時代も、法話・資料作り等々、ほとんど夜の仕事。
一日の睡眠時間が4時間くらいでも平気でした。効率も悪くないし、内容も悪くない。
けれど、40歳を超え、半ばを過ぎてからは、完全に仕事の効率も落ち、完成度も低く、何よりも睡魔に襲われる。あぁ、これが年を取るということか、と思った。
「夜の信仰」信者だったので、“夜こそ仕事の時間”と心身共に思い込んでいるので、40歳を超えて効率が落ちたからといって、簡単に昼型には変えられません(昼は昼でやることがあるので、机上での学びや仕事は夜に行ってしまうのです)。
50歳手前にして、さすがに睡眠時間を優先するようになりました。からだは正直です。

で、外山先生も夜の信者でしたが、夜中にうまく行かなかった仕事が、朝起きて挑んでみると、するすると片付いてしまった。そんなことが続いて、やがて朝の頭の能率のよさに目覚め、夜型の生活を朝型に切り替えられたそうです。

「朝飯前」という言葉を引用して、次のように解釈されています。

 “朝飯前”ということばがある。手もとの辞書をひくと、「朝の食事をする前。『そんな事は朝飯前だ』〔=朝食前にも出来るほど、簡単だ〕」(『新明解国語辞典』)とある。いまの用法はこの通りだろうが、もとは少し違っていたのではないか、と疑い出した。
 簡単なことだから、朝飯前なのではなく、朝の食事の前にするために、本来は、決して簡単でもないことが、さっさとできてしまい、いかにも簡単そうに見える。知らない人間が、それを朝飯前と呼んだというのではあるまいか。どんなことでも、朝飯前にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい。

という、疑問から生じて自分の中での論理を導き出し、朝型の生活に転換された外山先生。

そこから面白いのは、普段の朝ごはんの時間前では、朝早く起きなければならない。けれど、そんなに早くは起きられない。

ということで、いわゆる朝ごはんを抜いて朝昼兼用にしたこと。

ブレックファスト(朝食)とランチ(昼食)がくっついて“ブランチ”(昼食兼用の遅い朝食)という言葉があるのだから、そもそも異常なことではないと解説しています。

そうして、昼食までの時間を、“朝飯前”の時間として、朝起きてから仕事・勉強の時間に充てられました。

さらに面白いのは、一日中自由になる日は、昼食をとったら、布団を敷いて本格的に寝るようにしたとのこと。

午後の3時頃に目が覚めれば、そこからまた夕方6時か7時頃の夕食の時間まで、午後の“朝飯前”の時間ができるわけだ‼

仕事をするのに能率的な“朝飯前”が、一日の二度もできた!と書かれています。

とても魅力的な一日の過ごし方です(^-^)

ここ数年、残業をするのではなく、朝早い時間(電車が混む前)に出社して、始業時間前にメールチェックや資料作りなどの仕事をしてしまう人が増えたと聞きました。

そういえば、仕事のできるパパ友たちからは、早い時間に出社している話を聞きます。

夜型ではなく、朝飯前型。

能率・効率ということを考えたとき、必然的に導き出される時間の過ごし方ですね。

私も、数日前の朝5時40分の救急車・消防車騒ぎで早起きして以降、起床時間を少し早くしているのですが、私の場合は、朝の掃除からルーティンが始まるので、仕事・勉強には充てられません。でも、朝飯前に掃除はほぼ終わります。あ、この過ごし方いいなぁと感じています。

夏、体力温存のためには睡眠時間の確保も大切です。

生活のリズムを考えてみてはいかがでしょうか。

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