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2020年7月22日 (水)

自殺報道ガイドライン

俳優の自死を受け(特に誰の、という話ではありません。)、報道がなされる。

自死の理由や動機を伝え、親睦のあった方からコメントをもらい、報道する。

けれど、

その理由や動機も、本当のところは、繊細なことろは分からない。

親睦のあった方、仲の良かった方からすれば、“言葉にならない”というのが正直なところだと思います。

それでも、言葉を紡いで、悲しみを言葉で表してくださっています。

それくらいまでは、テレビ・ネット桟敷の私たちも、知りたいという誘惑から逃れられない。

知りたいこと、聞きたいこと・・・これくらいでいいのではないでしょうか。

でも、「真実を伝えるのが使命」ということを盾に、報道は入らなくていい奥地まで踏み込んでいく。

どのように亡くなったか、人間関係はどうだったか、亡くなったことによって生じる不利益、なぜ死を選んだのか…そういうことまで報道する。

亡くなった人が、まるで罪でも犯したかのように。

 ☆

WHOから「自殺報道ガイドライン」が出されています。

メディア関係者が、

やるべきこと

  • どこに支援を求めるかについて正しい情報を提供すること
  • 自殺と自殺対策についての正しい情報を、自殺についての迷信を拡散しないようにしながら、人々への啓発を行うこと
  • 日常生活のストレス要因または自殺念慮への対処法や支援を受ける方法について報道すること
  • 有名人の自殺を報道する際には、特に注意すること
  • 自殺により遺された家族や友人にインタビューをする時は、慎重を期すること
  • メディア関係者自身が、自殺による影響を受ける可能性があることを認識すること

 

やってはいけないこと

  • 自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと
  • 自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと
  • 自殺に用いた手段について明確に表現しないこと
  • 自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと
  • センセーショナルな見出しを使わないこと
  • 写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと

 

が書かれています。

残念ながら、「やるべきこと」はなされず、「やってはいけないこと」が過度になされています。

そんなメディアは見なければいい、聞かなけばいい・・・というだけの話ではありません。

メディア側が大きく取り上げる、過度に誇張する事柄・ニュースというのは、私たち見る側の要求が形になっているという側面もあります。

亡くなられた方にも人権があります。

亡くなられても、尊厳があり続けるのがいのちです。

そのことを、忘れてはいけません。

「自殺報道ガイドライン」について、荻上チキさんが5分で解説をしてくださっています。ご覧ください。

(荻上チキ)Chiki's Talk_008_自殺報道ガイドライン- Dialogue for People(D4P)

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