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2020年6月17日 (水)

他人事(ひとごと)は、つまり自分事

今朝(2020年6月17日)、TOKYO MXの「モーニングCROSS」で日本の難民申請の認定率の低さについて取り上げていました。

来日した難民の方々が難民申請をしてもほとんどの方が難民としての認定を受けられません。

平成30年のデータですと、難民認定率は 0.4%(人数にして42人)。

難民を受け入れないと言っているトランプ大統領のアメリカでも、難民認定率は35.4%(人数にして35,198人)です。

紛争の地から逃れてきた本当の難民と、日本で働くために来た偽装難民とがいるため、審査が厳しくなるのは当然ですが、それにしても日本の認定率の低さは気になります。

紛争の地から、いのちからがら逃れてきた方々に対して、「出来得る限り受け入れる」姿勢ではなく、「受け入れない」前提でいる日本の姿勢が見えてきます。

受け入れる 受け入れないだけで済む話ではありません。日本での住環境や仕事の話、語学を学ぶ場、法整備、日本に住む私たち自身の意識の問題…難民受け入れに関することだけでなく、人の世の様々な事柄は いくつものつながりを持っています。このブログを書くのに、難民やその受け入れについてちょっと調べただけでも、その複雑さ、表とウラが見えてきます。それだけ、この難民問題(決して“難民”が問題なのではなく、難民を生み出す状況の問題です)の根深さの一端を知りました。

で、番組中、画面の下に出てくる、視聴者からのツイート。・・・「うろうろしている外国人増えたよね。」「日本語を話せない人が日本に来ても働けないでしょ。」・・・難民受け入れに否定的な意見が多かったように感じました。

紛争の地に身を置く人びと、言葉が通じない国であっても そこに一縷の望みを託す人びと・・・それは、難民として逃れる人びとの話ではなくて、誰もが皆、の話。

想像する力が、あれば・・・

 ☆

「モーニングCROSS」の途中で、小学校の通学路での誘導のため出発。

私の顔を覚えてくれた新一年生が「おはようございます!」って言ってくれるようになって、嬉しい時間を過ごさせていただいています。

ひとりの子が、「落とし物」と言って、髪飾りを手渡してくれました。

髪飾りはふたつ ひと組で売ってある物。その片方でした。

けれど、かなり汚れていて、昨日今日の落とし物ではありません。

大人の感覚だと、「この髪飾りを探している人はいないだろう」という思いが先立ち、落とし物とは認識しません。

でも、「落とし物です」と言って渡してくれた子は、「この髪飾りを探している子がいるに違いない!」と思ったことでしょう。

大切な髪飾りを落とした子のことを、大事な髪飾りを探している子のことを想像したはずです。

もしかしたら、探し物が見つからない悲しさを共有していたかもしれません。

ひとつの物から、他者(ひと)のことを想う。

想像する力が、人と人とを結びつけます

南無阿弥陀仏

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