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2020年6月11日 (木)

【リバティ】さまざまな運動や闘いを通して得た自由

「東京新聞」2020年5月31日(日)掲載「本音のコラム」

 大阪人権博物館の休館 前川喜平

 大阪人権博物館(通称 リバティおおさか。以下「リバティ」)が5月31日限りで休館する。1985年大阪人権歴史資料館として開館以来、日本で唯一の総合人権博物館として170万人の来館者を迎えてきた。2017年の夜間中学生展は僕も見学に行った。
 リバティは、大阪府、大阪市、部落解放同盟大阪府連などが拠出した公益財団法人だ。所在地は市有地だが、もともと地元被差別部落の住民が大阪市に寄付した土地に建てた旧栄小学校の跡地だ。リバティの建物はその校舎を模している。
 リバティの休館に至る因縁は、08年橋下徹大阪府知事(当時)が展示内容の変更を求めたことに始まる。リバティは府教委・市教委と協議の上展示内容を改変したが、12年に橋下大阪市長(当時)が「僕の考えに合わない」と非難。「公益性がない」として13年度から市の補助金を打ち切った。14年には土地の無償貸与をやめ、年間2700万円の地代を要求。さらに15年には、土地の明け渡しなどを求めて提訴した。それから5年、リバティはついに力尽き、建物を撤去し土地を明け渡す和解に応じた。22年の再出発を期しているが、具体的なめどは立っていない。
 大阪人が世界に誇るべき人権の拠点が、大阪市によってつぶされた。大阪人の皆さん、本当にこれでいいのですか?
(現代教育行政研究会代表)

 

このコロナ禍、その対応に率先して当たっている印象の吉村洋文大阪府知事。
国の対策が後手後手で、対応が遅々として進まず、給付金の出し渋りを目の当たりにしているゆえ、吉村知事のハキハキした物言いは頼もしくも見えてきます。それだけ勉強をして、対応を協議していることの表われだと思います。
けれど、吉村知事も維新の会の方です。

橋下大阪府知事時代、大阪で学校の先生をしていた友人が嘆いていました。教育関係への予算が減り、生徒に配るプリントの数も人数分キッチリ刷らなければならないほど管理が厳しくなり、気持ちにゆとりがない、と。
また、大阪フィルハーモニー交響楽団への助成金の凍結、社会福祉協議会への交付金の凍結など、日ごろそれほど気に留めていないけれど、無くなったら、弱体化したら困る部分への助成がカットされています。
吉村知事も、IR事業への関心は強く、コロナ禍以前も今も、カジノ事業への意識は変わらないとのことです。

頼もしさに目を奪われて任せきってしまうのではなく、何をしているのか、何をしていないのか、何を考えているのか・・・コロナ対応以外に、私たちも関心を示していないと、失ってはならないものを失いかねません。気づいたときには手遅れになっていまします。

ということは、吉村知事に対してだけのことではなく、すべての政治に関わる方に対して言えることですが。

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