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2020年5月15日 (金)

四苦 生苦・老苦・病苦・死苦

新型コロナウィルスに罹患されたことによって亡くなられた方々がいる。

亡くなられないようた方に対して、多くの人が、その別れを悲しみ、悔やみ、感謝を述べる。

けれど、罹患し快復された方に対する世間のメッセージは、祝福や応援や激励よりも、罹患したことを責めるものが多いように感じる。

罹患者を責める人は、罹患して亡くなられた方が仮に快復していたならば、やはりバッシングを浴びせていたのだろうか。

罹患したくてなる人はいない。

罹患しないように対処していても、100%罹患しないという保障はない。

また、新型コロナウィルス以外の病気、たとえば白血病などに罹られた方に対してバッシングをする人はいない。

その違いはなんなのか?

新型コロナウィルスは感染症だからなのか?

とはいえ、今までと同じ暮らしを続けても罹りうる病気だ。

罹患したからといって、責められる理由はない。

「新型コロナウィルスがこれだけ騒ぎになっていて、熱が出たら病院へ保健所へ、と言っているのだから、熱が出たり倦怠感があったり味覚障害があっりしたら、人にうつさないように行動しろ!」と言うけれど、

それを許さない職場環境、人びとの意識がある。

新型コロナウィルスが出てくる前、インフルエンザで発熱しているにも関わらず出社する人がいた、出社させる会社があった。ノロウィルスに罹り吐き気をもよおしているのに、出社しなければならない旨吐露している人もいた。

病気にかかるかからないは気持ちの持ち方だ!

熱が出たって、やる気があれば休もうなんて思わない!

日本には、いまだにそいうことを言ってはばからない人・会社がたくさんいる。

そういう人は恐らく、新型コロナウィルスの罹患は、気のゆるみ、やる気のなさから生じると思っているのかもしれない。

それゆえに、罹患者を見下す。

それゆえに、(コロナに限らず)罹患された方は頑張ってしまう(動けない方もいるけれど)。

生まれ、生きていれば、誰もが老いてゆくし(生まれたばかりの赤ちゃんだって、老いに向かって生きている)、病気にも罹るし、やがて死にゆく。

四苦、生苦・老苦・病苦・死苦とは、

生老病死そのものの苦ではなくて、

そこから抗おう、それを否定しよう、目の前の老病死に苦しむ人を嫌悪する、そういうところから生まれる「苦」をいうのではないだろうか。

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