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2020年4月22日 (水)

戦時中にあらず

新型コロナウィルス禍にあるなか、為政者が「第3次世界大戦」だとか「戦争状態」だとか表現しだした。

「大変な状況にある」ということを言わんとしているのだろうが、為政者が言ってはいけない。

戦争状態と表現することによって、ウィルスを対悪と位置付けている。

崩壊寸前にある医療現場に対する支援の遅れ
布マスクは、どこのメーカーに頼んだのか秘密、どうしてそのメーカーになったのか経緯は秘密、そのメーカーがどこでマスクを作っているのか秘密の三密
お金の給付策も講じられない(本音はお金は出したくない)
国の動きの遅さに耐えられなくなって各行政が独自に動き始める

等々、批判を受けても仕方のない状況を自ら作り出している政府にとって、仮想敵が必要となってくる(今までも、自身の正当性を主張するために仮想の敵を作り、煽ってきた)。

戦争状態にあると喧伝することで、国民は“ほんと、ウィルスは怖いね”という意識になる。ウィルスを敵と思うわけだけれど、決して敵ではない。というか、敵と見なすことで見落としてはならないことを見落としてしまう。

確かに、ウィルスは怖いのだけれど、この地球上に生きている限り、ウィルスと対面しなければならないことは実は自明のことで、その都度懸命に対応してきた。“共存”とは言うと表現は違うのかもしれないけれど、ワクチンが出来て、抗体を持つ人が増えて、毎年気を遣いながら生きていかなければならないものだと思う。
もっとも、いろいろなウィルスと共に生きているのだけれど。

「戦争状態」という言葉に惑わされてしまうと、ウィルスを敵と思いがちだけれど、
「戦争状態」と表現したことを良いことに、外出の自粛を皮切りに国民の生活への支配や監視、マスコミの言論統制が始まるかもしれない(すでに始まっているのかもしれない)。
現に、この状態の中、「辺野古基地の設計変更を沖縄県に申請」「検察庁法改正案」「特区法改正案」「種苗法改正案」が出され、コロナの対応を理由に改憲も目論んでいる。

コロナの影響で今日という日の生命の保障すらままならないなか、政府与党にとって都合のいいように法律や憲法が改正されようとしている。

「戦争状態」と表現しえるとしたら、「対コロナ」ではなく、仮想敵の恐怖感を煽り、情報を隠し操作し、いつの間にか都合のいいように法改正・憲法改正を目論んで多くの国民の不利益を生じさせようとしている政府ではないだろうか。

そこを気を付けていないと、このコロナ騒動が終わったあとに、人為的な不利益が押し寄せてくる。そして、責任を取るべき者は、責任を取ることなく役目を終えてゆくことだろう。

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