« 末法(まっぽう) | トップページ | 夜半の嵐に吹かれて »

2020年3月 5日 (木)

人手の少ないなか、予算の少ないなか、一所懸命の人たちがいます。多謝

2020年3月2日(月)

『東京新聞』「本音のコラム」 保健所の力 宮子あずさ(看護師)

「鼻水が出る。花粉症だろうけど、コロナが心配。どこの病院に行けばいいですか」
精神疾患を抱えながらひとり暮らしをしている若い女性が、心配そうに話す。熱を測ると平熱。以下は私の主な回答である。
①今は受診しても、検査の対象にはならない。検査はウィルスの遺伝子の有無を調べるので、量が少ないと陰性になる。だから、症状が出た人だけを検査している②受診する人は何らかの症状がある人が多く、中には感染者がいるかもしれない。現時点では、医療機関には行かない方が安全である③熱が出た、咳がひどくなったなど悪化の傾向があれば、新型コロナウィルス受診相談窓口に電話して相談する。
この説明で女性は納得し、以後落ちついている。一番大切なのは、いざという時の相談先で、この時参照したのは、東京都保健福祉局のサイトであった。
問題は、相談窓口の電話が繋(つな)がりにくいこと。必要なのは、悪化の兆候があればすぐに相談し、対応してもらえる確証である。これなしに受診や検査の希望を抑制せよというのは酷だと思う。
繋がらない電話に保健所の弱さを見る。フル規格の保健所は、この30年で4割以上減った。私が住む武蔵野市は多摩府中保健所の管轄で、市内には保健センターのみ。今すぐ、保健所の増強が必要である。

 

新型コロナウィルスの驚異が世を覆い、不安に包まれているなか、報道では「正しく怖がりましょう」と警告する。「パニックになる必要はありません」と言いたいのだろうが、「正しく怖がりましょう」とは、なんとも難しいことであり、なんとも奇異な文章だ。

宮子さんが端的にまとめてくださっているように、①②③を冷静に考え、兆候があれば相談窓口に電話📞を!
とはいっても、電話が繋がりにくいのは報道でさんざん伝えてくださっているとおり。
窓口が、保健所が、少ないのですね。朝、宮子さんのコラムを読んでいて、驚きとともに目が覚める。「フル規格の保健所はこの30年で4割以上減った」とのこと。お医者さんの数も、日本は人口比率でいうと少ない現実。社会保障費に回すためと大義名分かざしながら消費税を上げても、消費税は国の借金返済へと消えてゆく。この国では、生きてゆくための安心が削られてきた。これからも削られてゆく。ほんの一握りのお金持ちと、健康な人が暮らしやすければ、それでいいらしい。
そんな舵取りをしている首相が、子どもたちのことを何も考えていない人が、「子どもたちのために、学校を休校にするよう要請します」と言うのは卑怯だと思う。学校の休校要請の是非をいうつもりはない。ただ、そのセリフを言える人柄の人に言ってほしい。そういう方に、舵取りをお願いしたい。

« 末法(まっぽう) | トップページ | 夜半の嵐に吹かれて »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 末法(まっぽう) | トップページ | 夜半の嵐に吹かれて »

フォト
2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ