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2019年11月21日 (木)

明日ありと・・・

寒さが厳しくなってきました。
といっても、11月も下旬、この寒さが本来だったのかもしれません。

門徒さんの葬儀が相次ぎ、少し滅入っています。
秋彼岸にお墓参りにみえて挨拶を交わしたのに、思いもよらぬきっかけでお浄土へ還られました。
斎場に着き、横たわる門徒さんの顔を見た途端に涙が溢れてしまいました。葬儀社の方も驚かれたことでしょう。
葬儀の読経中にも泣いてしまうのではないかと思いましたが、泣くときに泣くことができたので、読経中は落ちついてご遺族と向き合うことができました。
お名前から一字いただき、法名に「元」という字を入れさせていただいたので、葬儀中、ご遺族や参列の方に問いかけながらお話ししました。
「一般的には、“浄土へ往く”と言いますが、本当は“浄土へ還る(かえる)”のです。元に戻る、元に帰る(還る)ということです。“還る”というからには、元々居たところなんです。“行ったことのないお浄土へ初めて往く”のではなくて、元居た阿弥陀の浄土へ還るのです。海から生じた波が、また海に還り、海と一味となるように、いのちあるものは、今の姿として生じはしますが、またひとつの大きないのちに還ってゆきます」と。

葬儀をお勤めし、車を運転中、いろいろな想いが脳裏を駆け巡りました。
寺へ帰ると妻が、「あのね・・・」と言いにくそうにしています。
近所の門徒さんがお亡くなりになったとのこと。
台風一過、近所の公園の掃除を一緒にしたばかりでした。
娘たちに会えば、いつもニコニコ声をかけてくださり、秋彼岸もほぼ毎日お参りされていました。

いのちあるものは、やがていのち終えてゆく。

「諸行無常」を説きながら、そうはいっても一人ひとりの死に向かうときは、胸がドキドキします。
平均寿命が80歳だ90歳だと騒ぎますが、その歳の前に亡くなる方もたくさんいます。
自分も50歳を目前にし、自分と同じくらいの歳の方の葬儀を勤めることも多くなりました。
その度に、一呼吸先の自分の姿を見せてくださっているのだなぁと想いながら、お勤めさせていただいています。

お世話になりました。ありがとうございます。多謝 南無阿弥陀仏

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