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2019年10月 6日 (日)

慚愧の心

二つの白法(びゃくほう)あり、よく衆生を救(たす)く。
一つには慚(ざん)、二つには愧(き)なり。

耆婆(ギバ)という医者が、苦しむアジャセに語りかけます。

「アジャセ王よ、仏陀釈尊は常にこうおっしゃっています。
『2つの尊い教えが、人を救うのです。1つは慚、もう1つは愧です』と。
慚も愧も、どちらも “はじる” という意味です。
「慚」は内に向かって自らをはじること、
「愧」は他者に対して自らをはじることだと説きます。
この慚愧の心こそが、人を救う尊い法なのだとおっしゃっています」

6人の大臣はアジャセ王に「あなたは悪くない」と慰めました。
しかし、ギバは言います。

「アジャセ王、あなたは罪を犯した。
しかし、今のあなたには慚愧の心があります。
その心があるからこそ、あなたは救われます。
どうか仏陀釈尊にお会いになってください」と。

※このお話は『涅槃経』に書かれているアジャセ王の救いの物語の一部です。
 『涅槃経』は、親鸞の主著『教行信証』にも多く引用されています。

現在(いま)、なぜか耆婆のことばが身に響いてきます。

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