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2019年1月20日 (日)

「すみません」とは、未決済であるということ

最首 悟(さいしゅ さとる)さん

私は長年、水俣病の調査をするうちに、九州の人たちにたくさんのことを教わりました。そのひとつは、「すみません」という言葉の意味です。これは水俣で教わったことですが、「すみません」というのは、「未決済」であるということなんですね。つまり、やってしまったことの責任を一度に全部取ることはできない、まだ果たしていない責任をずっと背負っていくという覚悟をあらわした言葉です。
だから、例えば公害をまき散らした企業の社長が「もう補償は終わった」なんて言うと、ものすごい反発を食らうでしょう。加害者の方から「終わった」などと言ってはいけないのです。
「すみません」と言うのは、責任の放棄では決してないのです。そのこととずっと向き合って生きていくということなんですね。

(真宗大谷派発行 『同朋』 2018年12月号 対談 最首悟さん・宗由美子さんより 

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