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2017年6月25日 (日)

うけつぐ

2017年6月22日(木)有志で靖国神社見学
「遊就館(ゆうしゅうかん)」も見学の予定だったが休館日。
急きょ「しょうけい館(戦傷病者史料館)」への見学に変更。
以前、お寺の青年会でも、「しょうけい館」を見学したことがあります。
戦争で何が起きたのか、戦争の現実を知るため、しょうけい(承継)するために行くべきは「けいしょう館」だと感じます。個人的には、「しょうけい館」を見学し、その後みんなで感想を言い合えたのは良かったと思います。

6月23日は「慰霊の日」
1945年 沖縄の地で、民間の人々をも含めて20万人以上ものいのちが奪われた地上戦。
軍司令官 牛島 満 中将をはじめ司令部が自決した日をもって組織的戦闘が終結したとされています。その日が1945年6月23日。

6月13日のブログ投稿でも書いた、大田昌秀元沖縄県知事が建立に尽力された「平和の礎(いしじ)」。20万人以上の沖縄戦全戦没者のお名前が刻まれています。
慰霊の日、平和の礎の前で涙し、伏せておられる方々の姿がありました。

ひとりの死とは、決してその人ひとりだけのことではなく、
ひとりの人生の背景には、多くの人々の人生があり、広く永く結びついている。
20万人の犠牲の背景には、何十万、何百万、何千万ものいのちが結びついている。
死は、個人的な出来事ではなく、数え切れないほど多くの人々(いのち)が込められている。
ひとりの死を、誉め讃えて慰めるのではなく、
ひとりの死は、私の死でもあり、また生でもあるのだと こころに刻みつけて 生きたい。

亡き人の
懸命に生きた
姿から
我がいのちの
これからを学ばん

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コメント

ひとは、 le future antérieur で生きる。antérieur は「以前に」。未来の前、つまり未来のある時点を基準にして、もう。avoir あるいは être の単純未来形+動詞の過去分詞。子どもが生まれたときに、親が必ず体験する。その子の人生がすでに生きられたもの、生き尽くされたものとなった時点で、その子が死んだ時点で、この子の死は深く悼まれることとなるということが絶対的な真理であることを。つまり、その死が悼まれるものであるという真理の圧倒的な、どんなリアリティよりもリアルな経験。深い悲しみ。子どもは生まれた瞬間に、もうすでに死んだものとして経験され、死んだ時点でその死が悼まれるものであると経験される。悼み得る死。わたしたちが悼むことが可能な死。で、あってはじめて、生として、いのちとして認識される。

われわれ日本人は、イスラム国のひとびとを空爆で、一方的に虐殺し続けているわけだが、わたしたちには、イスラム国のひとびとの死を悼むことができない。われわれ、いまここにいる日本人には、それらの死を悼むことが不可能である。能力がない。すなわち、悼み得る死として、認知されない、われわれの悼み得る死という認知の枠組み、フレーム、まなざしの、外部である。そうしたものとして、イスラム国のひとびとの生、いのちを、わたしたち、2017年の日本人は、いのちとして、認知し損ねているのである。ある特定のいのちを「いのち」として認知することが不可能、絶対にできない、そうした、認知の枠組みをわたしたちは持っている。そういう風にできている。能力がない。

☆HikkenDokugoさんへ
いつもコメントをありがとうございます。
今回のは・・・読む度に感じ方が変わってきます。重たいというか、仕方がないというか、悲しいというか(汗、いや涙か)

「自分自身」の死は、どうなんだろう? ということを思ったり、
「あぁ、だから “今、いのちがあなたを生きている” に、多くの人が拒否反応を起こすのか!(認知できないことだから)」と思ったりしています。

“今、いのちがあなたを生きている”

は、原案から、なんというか、現代語に変えて、発表したという紆余曲折の結果、対、世の中安穏なれ、比較、拒否反応をひきおこすできあがりに…という経緯がありますわね。

原案しってるひと、途中、すげー打ち合わせ、会議したひとからすると、そういうつもりじゃなかった…なんだけども、できあがりだけみると…

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