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2017年6月10日 (土)

氷山の一角

感情の表出は、氷山の一角。

「喜び」の感情が表出したとき、その奥には、目に見えている以上の感情が内包されている。
けれど、「喜び」が表出したとき、隠れている部分も「喜び」かといえば、そうではない。「怒り」「哀しみ」「楽しみ」それらがあってこそ、「喜び」が表出する。
「怒り」が表出するときも、その感情の奥底には「喜び」「哀しみ」「楽しみ」が混在している。
「哀しみ」も「楽しみ」もそう。その他の感情もそう。
でっかい「喜び」というひとつの氷山があるのではなくて、いろいろな想いが結晶し、ときには「喜び」として表出し、ときには「怒り」や「哀しみ」として表出される。

「あの人はいつも笑顔で、私まで元気づけられるわ😊」なんて言われるあの人も、他人には知るよしもない哀しみを背負っています。
「いつまでも哀しんでいてはいけないことは分かってるんだけど、でも、哀しくて…」という人もいるけれど、いつまでも哀しんでてかまわない。哀しめるということは、楽しかった思い出があるから。哀しみの表出は、楽しかったことの表出でもある。どんなに哀しんでも、その奥底には、哀しんでいる以上の「楽しさ」や「怒り」があるもの。「いつまで哀しんでてはいけない」とは言っても、ほんのちょっとに過ぎない。
感情の動きは、縁を生きているということ。
表に見える部分って、ほんのちょこっと。その奥底には、もっともっと大事なこと、大変だったこと、生きてきた証が内包されている。

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