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2017年5月 3日 (水)

憲法記念日・・・ことばの奥にある願い

現行の日本国憲法は、1946年(昭和21年)11月3日に公布され、その6か月後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されました。そのため、日本国憲法施行の5月3日が憲法記念日として制定されました。
日本国憲法は、GHQが作成した「GHQ草案」が元になっていますが、それに先立ち、日本の民間人が作成した「憲法研究会 憲法草案要綱」が、GHQに影響を与えたと言われています。高野岩三郎氏(元東京大学経済学部教授)が提起して、7名ほどの民間人で発足した「憲法研究会」。「国民主権」を訴え、人間が人間らしく生きる権利、生存権を主張しました。現行憲法第25条 第1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」が最たるものです。
GHQの草案作成に関わったベアテ・シロタ氏(1923~2012)。彼女は、「人権」に関する条項の作成に携わり、女性の権利の確立を願いました。少女時代を戦前の日本で過ごし、日本人の友人を持ち、日本女性の地位の低さを知っていた彼女の願いは、憲法第24条 第1項「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」に表われています。婚姻の自由を謳うだけではなく、家からの解放、女性の自立を表現した、アメリカの憲法にも条文化されていない画期的なものです。
現行憲法制定から70年。「国民主権」や「男女平等」など、現在の感覚では当然のことのように思われるかもしれません。しかし、それらが夢物語だった時代がありました。そのような時代に、未来を見据え、未来を生きる人びとのことを想い作成された日本国憲法。「みんな自由に平和に生きたい。争いから自由や平和は生れない。もう戦争はしたくない」という普遍的願いが込められています。

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