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2017年5月15日 (月)

未来を受け継ぐ者たちのために みな夫々自分でできる何かをしておくのだ

2017年5月15日(月)
沖縄が、アメリカから日本に返還されて45年が経ちました。

NHK「あさイチ」にて
レギュラーである柳澤秀夫さん(35年前 NHK沖縄局の記者をされていました)のコメント
「私たちは沖縄の基地問題と言ってしまいますが、違うのではないでしょうか。日本全体の問題であると考えなければ、現実を捉えられないのではないでしょうか!」
(朝の掃除を終えて戻ってきたら、柳澤さんと篠山さんの沖縄レポートが終わった直後でした。妻から番組の内容と、柳澤さんのコメントを聞きました。あぁ、放送内容を知っていれば、見てからお掃除に取りかかかったのに

日本にある米軍基地の面積の74%が沖縄にあります。
沖縄本島の18%を米軍基地が占めています。
米軍基地の問題を「沖縄の基地問題」と称して報道されたり、会話に上りますが、柳澤さんが仰るように、“沖縄の”ではなく、“日本の”あるいは“日米の”基地問題です。
「〇〇問題」と、あたかも そのことを懸命に考えているよとアピールしているかのように言いますが、かえって問題の中心・主題を誤魔化してしまう・薄れさせてしまうことがあります。何が問題なのか、どこが問題なのか、掘り下げて考えなければいけないと思います。

 

ネット上で、真言宗御室派僧侶 中嶌哲演さんのお話に出会いました。
1968年、福井県小浜市に原発建設の計画が持ち上がったことを機に、「原発設置反対小浜市民の会」を結成され、活動を続けておられます。
「関西には原発が1基もないのに、なぜ若狭湾(福井県)には15基もあるのか。そのことの意味から考えてほしい」
ということばが胸に突き刺さります。
過疎化が進む町・行政が貧困でインフラ整備が遅れている町に、原発建設の話は、甘い蜜と共にやってきます。

 

本当に安全なものならば、身近に置いておくと思います。大都市・行政の手元に置いておきたいでしょう。しかし、必要ではあるけれど、危険も伴うものだから、つかず離れずのところに置いておくのでしょう。
「必要」と言ったって、防衛のため、電力の安定供給のために必要なのではない。アメリカの言いなりであるため、機嫌を損ねないために「必要」なのでしょう。
自分の利益(ムラ人の利益)のために、国民に危険を押し付けています。
あぁ、これを「何問題」と言って考えればいいのだろう。
・・・「人間の問題」ですね。この世のすべての出来事は「人間の問題」に通じている。他者ではない、自分の問題。

 

先に紹介した中蔦哲演住職が、坂村真民さんの詩を紹介されています。
あとからくる者のために、私には何ができるでしょう。

あとからくる者のために(坂村真民『詩集・詩国』より)

あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ

あとからくる者のために
しんみんよお前は 詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
あとからくる者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分でできる何かをしておくのだ

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