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2017年3月12日 (日)

私を認めてくれる存在(はたらき)

雑誌「VERY」(2017年4月号)に、小島慶子さんのエッセイを読んで・・・


題「親バカ子バカ」より抄出
私は真性親バカです。
仮性親バカは、一見我が子を肯定しているようで、実は条件付きだったりします。成績がいいからいい子、とか、イケメンだからいい子、とか。「私は我が子のありのままを素晴らしいと思っているんです!」と言っている人に、ではもしあなたのお子さんが名門幼稚園ではなく、近所の幼稚園のダサい制服を着ていたら?と尋ねても「そんなこと全く気にしません」と答えるでしょうけど、それが本音とは限りません。我が子を高級ブランド品みたいに仕立て上げたい気持ちがひとかけらでも自分にないか、人に言わなくてもいいですから、あなたもよーく考えてみてください。
つまりは「他人の目が気になる」「勝ち組に見られたい」って気持ちです。その気持ちは下品だけど、自然なこと。まずは認めてしまいましょう。あらやだ私、結局他のママ友に差をつけたいだけなのかも。認めちまえよ!みっともないけど人間らしいよ。一緒に楽になろうぜ!
・・・・・・で、ですね。その上で、お風呂上がりに裸んぼのお子さんと鏡の前に立ってみてください。あなたもおっぱいと陰毛丸出しです。どうですか。これはひと様には見せられないですね。でも美しくはないですか? だってあなたとお子さんは、そうやって最初に出会ったじゃないですか。お互いに局部丸出しで、涙と鼻水と、汗と絶叫の中で対面を果たしたんです。血まみれで初めまして、って。
あの時、我が子の胸に立派な校章がついていないとか、顔が整っていないとか、泣き声がバカっぽいとか、気にしましたか? 新生児室に並んだどれもくしゃくしゃの赤ん坊たちの中で、自分の子だけが輝いて見えたはず。うわあすごいビューティフォーって思ったはずです。
その気持ちのまま子育てするのが真性親バカ道。丸裸で出会った瞬間に、子どもはあなたを無条件で信頼してくれました。そんな風にあなたを求めた人が、それまでいたでしょうか。子どもは、私たちの恩人なのです。親が子どもを丸ごと受け入れるのは、恩返しなんですね。
私はよく息子たちに、君がこの世に生れてくるのに私の体を貸せたことがとても嬉しいよ、と言います。人間賛歌です。
そしたら先日、長男と次男がそろって「パパとママは特別な人だと思う。二人が親でラッキーだ」と言いました。まじか、。それはめちゃ嬉しいぞ! それな、子バカだよ。真性の子バカ。私たち、お互いに親バカ子バカの“チーム両思い”なんだな・・・・・・と涙が出たのでした。
よそのうちが気になったら、我が子と全裸でツーショット。比べっこがしんどいあなたは、今夜ぜひやってみてください。あ、もう うちではやってませんよ。中3と小6ですから。

小島慶子さんのエッセイは、「AERA」でも読ませていただいています。誰もが抱える人間の欲望。しかし、誰もがそこを認めたくはありません。でも、小島慶子さんの文章を読んでいると、認められない人間の欲望を認めちまおうぜ!!と、伝えてくださっているのだなって、感じます。人間へのエールです。

真宗大谷派東京教務所「真宗会館」主催の「親鸞フォーラム」が2017年3月19日(日)に丸ビルホール&コンファレンススクエアにて開催されます。第12回目の今回は、小島慶子さんと、齋藤孝さんが登壇されます(すでに申込期限はすぎております。申し訳ありません)。どのようなお話しになるのか、楽しみです。

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