« 記憶が定かではございません | トップページ | 種から芽が出るように »

2017年3月26日 (日)

被写体は、一人

2017年3月18日 ロックンロールの創始者と言われるチャック・ベリー氏が亡くなられました。
今朝(2017年3月26日)、「サンデーモーニング」で、カメラマンの浅井愼平さんが、チャック・ベリー氏との思い出を語っていました。ライブだかプロモーションの写真撮影をされたときのお話のようです。

(チャック)「写真は何枚必要なんだい?」
(浅井)「8枚です」
(チャック)「で、何枚撮るつもりなんだい?」
(浅井)「3ロール撮らせて欲しい」
(チャック)「なんてクレイジーなことを!! 15枚にしろ!!」
(浅井)「OK(「15枚なら、1ロールくらい撮らせてくれるだろう」と思ったら・・・)」

シャッターを押す度に、「ONE!」「TWO!」と、真剣な眼差しでチャック・ベリーはカウントしたそうです。
「あ、これは(15枚というのは)本気だな」と感じた浅井さんは、15枚で撮影を終えたそうです。

(浅井)『「1枚必要なときに撮るのは1枚なんだな」ということを、彼から教わりました』

と、お話をされていました。
それを聞いて、こんな話を思い出していました。かつて、日本のある俳優さんがインタビューを受けるとき、カメラマンがパシャパシャ写真を撮り続けるものだから、「あなたもプロだったら、一枚で決めなさい!!」と一喝されたそうです。

デジタルカメラのおかげで、枚数を気にすることなく写真を撮れたり、デジタルレコーダーのおかげで、時間を気にすることなく録音ができたり、便利で助かります。けれど、「この一枚にこだわる!」「一言一句聞き逃してはならない!」という意識、つまり、「この一枚こそ、この人のすべてを表わす一枚!」「このセリフこそ、この人の想いを表わすことばだ!」というところを注視・注目する気持ちが薄らいでもしまいます。
写真を撮る相手に、お話を聞く相手に、真向かいになっているか? プロとしての腕前が試されると同時に、心意気が試されてもいます。

« 記憶が定かではございません | トップページ | 種から芽が出るように »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 記憶が定かではございません | トップページ | 種から芽が出るように »

フォト
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ