ことばを 君に
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の最終週に、
花山編集長が、常子さんに感謝の意を伝えるために、
「常子さん、君に感謝を伝えるのに、原稿用紙が何枚必要だろう」ということばを手紙に遺されました。
そのセリフを聞いただけで、涙がボロボロ出てしまったのですが、
「とと姉ちゃん」の主題歌を歌っていた宇多田ヒカルさんの最新CDで、あらためて主題歌の「花束を君に」をフルコーラスで聞いていたら、
「どんな言葉ならべても
君を讃えるには足りないから」
とあって、そこでもまたドラマのシーンと重なり涙ぐんでしまいました。
曲は、当然朝ドラの放送が始まる前にできてますよね。
脚本は、ドラマの進行と共に書き進められます(それもまたすごいなと)。
で、最終週に
「君に感謝を伝えるのに、原稿用紙が何枚必要だろう」
というセリフが。
脚本の西田征史さんも、「花束を君に」を聞いて、このセリフを温めていたのかなぁと、想像しています(直接伺えるわけもないですが)。
どんなに言葉を並べても、
どれだけ原稿用紙があっても、
感謝の想いを伝えきることができない。
そんな“君”はいますか?
私には、います。
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