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2015年5月 7日 (木)

光と影は別々のものではなくて、同時にあるもの

三池炭鉱、八幡製鉄所など8県23件で構成する「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録される見通しとなった。

技術革新、富国強兵。歪んだ資本主義。近代化には光と影が複雑に入り交じる。光のみを喜び、影を忘れるのではなく、両方を見る。知る。考える。「遺産を受け継ぐ」とはそういうことであろう。

〔「東京新聞」2015年5月6日(水) コラム「筆洗」より〕

(「明治日本の産業革命遺産」の名称となる前、「九州・山口の近代産業遺産群」の名称で、関係自治体が国内の暫定リストを作成していました。その頃には、労働者視点も盛り込まれていたはずなのに、「明治日本の産業革命遺産」に名称を変え、その推薦書では「非西洋地域で最初の産業国家としての地位を確立したこと」が強調されている)
強制労働を理由に登録に反対している韓国政府には「負の歴史も込みの遺産だ」と説明すべきだが、現政権にそれができるだろうか。「徴用は第二次大戦中の話」などという文部科学相の反論を聞くと、先が思いやられる。近代化には必ず犠牲が伴う。そのこともお忘れなく。

〔「東京新聞」2015年5月6日(水) 「本音のコラム」斎藤美奈子さんより〕

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