青色青光
青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光
『仏説阿弥陀経』
お釈迦さまが説かれた阿弥陀経というお経に出てくることば。
青い花は青い光を放ち、
黄色い花は黄色い光を放ち、
赤い花は赤い光を放ち、
白い花は白い光を放つ
ことばとしては、これだけですが、
おしえの味わいをいただいた人々が、
青い花を咲かせる花の種からは、青い花が咲きます
黄色い花を咲かせる花の種からは、黄色い花が咲きます
赤白い花を咲かせる花の種からは、赤い花が咲きます
白い花を咲かせる花の種からは、白い花が咲きます
と受け止め、そこから派生して、「わたしは、生涯において わたし という花を咲かせればいい」と語られるようになりました。
わたしは、他の誰になる必要もありません。自分はダメな人間だと卑下することもないし、まだまだ出来るはずだと無理をせず、今できていることを見直してみませんか? 充分なことが出来ていませんか? わたしがここにいるという真実があります。
というふうに。
私も、そのように語っていました。ブログでも書いたかもしれません。
「今月の掲示板のことば」の文章を書いていて、それだけではないなと感じました。
青い花は、青い世界を生きている
黄色い花は、黄色い世界を生きている
赤い花は、赤い世界を生きている
白い花は、白い世界を生きている
それぞれがそれぞれの世界を生きているのだけれど、だからといって、別々の世界を生きているわけではない。同じ世界にありながら、それぞれの世界を生きているいのち。でも、それぞれでありがなら、同じ世界に生きている。
そういうこともお釈迦さまは説かれていたのだなぁと感じています。
十人が十人、同じ想いをすることが求められるのではなく、
十人十色の想いを抱えながらも、同じ大地に立つ(咲く)ことができます
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