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2013年7月 8日 (月)

今、日本で起きていること これから起きようとしていること

2013年7月4日参議院議員選挙公示 7月21日(日)投開票
 
自由民主党 安倍総裁は、福島市から遊説を始めた。東日本大震災からの復興を目指すとアピール。
しかし、福島の復興を訴えながら、福島に生きる人の声が踏みにじられました。

福島県二本松市で、子どもたちを、家族を、仲間を守りながら生活をしている朋がいます。
朋は、安倍首相の遊説を聞く民衆の中の一人として、その場にいました。「首相、あなたのご意見を、あなたの口からハッキリお聞かせください」という想いで、「総理、質問です。原発廃炉に賛成? 反対?」というプラカードを手に持ちながら。
野次をとばすでもない、演説を遮るでもない。にもかかわらず、自由民主党関係者は彼女を取り囲み、プラカードを没収し、「後で返すから」と、住所・氏名連絡先を尋ねました。
   
朋に対しての行動に憤りを感じます。しかし、そのことは私の個人的な想い。
皆さんに知って欲しいのは、今後、憲法が、自由民主党が発表している憲法改正草案に改憲された場合のことです。
日本国憲法 第21条は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と、あります。その現行憲法に「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」という条文が、草案には追加されています。
「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動」…権力を持つ者が、それだと判断してしまうと、国民は「言論、出版その他一切の表現の自由」を奪われてしまいます。
この度のプラカードの一件、憤りを感じますし、当然、現憲法下では、行き過ぎの対応です。
しかし、もし、現在政権を担っている党が発表している 草案通りに改憲された場合、プラカードの没収は当然のこととなり、没収だけでは済まなくなるのかもしれません。
こんな影響力皆無の当ブログだって、閉鎖させられることになります。
 
有り難いことです。
「憲法が改正されたら、こんな国になりますよ!!」って、自ら示してくださっているのですから。
     
私は、自由民主党が、朋に対して行った行為に憤っています。
しかし、その怒りをここで爆発させているわけではありません。
あるいは、投票の誘導をするつもりもまったくありません。
上記の文章を書いている時点で、誘導性があるかもしれないことは認めます。ここで書いて良いのかどうかも悩みました。でも、書きます。
なぜならば、
憲法が改正されるということの意味を、個々に考えて欲しいから。
憲法が改正された後の世界を、個々に想像してみて欲しいから。
原発事故による影響で苦しんでいる人の姿、その多様性を知って欲しいから。
     
   

(7月10日追記)
コメントをくださった皆さん、ありがとうございます。反響の大きさに驚いています。それだけ今回の一件、いえ、自民党の動きに対して危惧を抱いている方の多さを感じます。今回の参議院議員選挙が終わるまで、この関連の文章は、ここに追記していこうと思います。

①いただいたコメントから
 「白山(勝久)さんも取り囲んだのは自民党関係者と書かれていますが、
 公安ではないでしょうか。スーツ姿の男たちのことです。
 男の一人は女性に対し
 「青いジャンバーを着たかたが自民党のかたですから・・・」と話しかけています。
 ということは自民党員ではないということでしょう。公安だと思います。
 しかし、そうするともうひとつたちが悪いことになります。
 公安が自民党のために表現の自由を妨げたことになります」
   
ご指摘ありがとうございます。私は本文で、「自由民主党関係者は彼女を取り囲み」と書きましたが、「自由民主党関係者」という点に関しては、事実と違う面があったのかもしれません。ただ、「誰」なのか分からないのが現状です。それにしても、コメントくださった通り、「自由民主党関係者」よりも「公安」である方が質が悪いです。私達民衆に管理の目を光らせているということですから。
  
②プラカードを没収したのは誰なのか? 何故そのようなことをしたのか? 弁護士さんが立ち上がってくださいました。
 「白山くん、これ見ましたか?
  http://www.ustream.tv/recorded/35564059
  130709_表現の自由侵害行為についての記者会見
と、映像を教えてくださった方もいらっしゃいます。ありがとうございます。
冒頭の8分ほどをご覧いただけば、安倍首相の演説の最中の出来事を知ることが出来ます。

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コメント

http://cocologsatoko.cocolog-nifty.com/blog/images/2013/07/07/7c91c2f3d373e6f98833da666f14cf86.jpg
http://www.youtube.com/watch?v=nRpZiNR48Ds
この問題は、元々、
自民党が、
再稼動と廃炉を両方約束するという矛盾した公約(↓)を掲げていることと、
国民にはそういう公約であることを隠して感付かれないようにしていて、
それをいいことに福島の候補がどっちをする気か答えないままでいる
という、公約の出鱈目さから噴出した問題です。

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/sen_san23/2013sanin2013-07-04.pdf#page=9
「安全と判断された原発の再稼働については、
 地元自治体の理解が得られるよう最大限の努力をいたします。」

http://jimin-fukushima.jp/policy/index.php#policy01
「県内原発10基すべて廃炉の実現を!!」

自民党がプラカードを奪い取ったのは、
全く逆のことを両方約束する出鱈目な公約であることを隠蔽するためです。

逆のことを両方約束することの重大さがあまり拡がらなかったのは、
プラカードの内容が手書きだったために、
第3者に、公約の矛盾と関係のない質問と勘違いされたからかもしれません。

■今度このプラカードを作るときは、
上の2つのURL(自民党サイト内)にある公約の画像をそのまんま貼り付けて、
自民党自身の書いたもの同士が相反しているとひと目でわかるようにすると、
公約の矛盾の重大さが鮮明になるかもしれません。

もう一度書きます。
これ(↓)が2つの公約の画像です。
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/sen_san23/2013sanin2013-07-04.pdf#page=9
http://jimin-fukushima.jp/policy/index.php#policy01

なお、
「再稼動はすべて福島県以外で行って
 福島県内だけ廃炉にすれば、2つの公約は同時に実現可能」
と言い張る人もいるでしょうが、屁理屈です。
「県内原発10基すべて廃炉」の意味を、
県境に近い女川(宮城)や東海(茨城)は再稼動してもいい
という意味だと受け取れ、というのは無理があります。

7月4日 福島市内 自民安倍総裁の街頭演説会場にて 
二本松在住の女性が数人の男たちに取り囲まれ、掲げようとしたプラカードをとりあげれられた。

さらに男たちはその女性の住所、名前、連絡先を聞き出している。
女性が掲げようとしたプラカードにかかれていたのは

     「総理、質問です 原発廃炉に 賛成?反対?」とのみ書かれたものである。

男の一人は女性に対し
「青いジャンバーを着たかたが自民党のかたですから・・・」と話しかけている。
ということは自民党員ではないということであろう。公安ということか。

誰であるにせよ、女性が何をしたというのか。
いかなる法に抵触するとしてプラカードをとりあげたのか。

これこそが「表現の自由」を剥奪する行為であろう。
市民は自分の意志を明らかにすることを許されないのか。


  日本国憲法第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

              検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。


暴力的でもなく、ただプラカードを持って立っているだけの行為が規制されるようでは
「一切の表現の自由は、これを保障する」とした憲法は有名無実のものになってしまう。

憲法を守ろうともしない者が、改定したものなら守りますというのか。
そんな保証はどこにあるのだ。

法などお構いなし、自分たちこそが権力であるとする連中がいたのではいかなる制度も機能しない。

ニホンという国が世界に冠たる民主国家、法治国家との評価を得たければ法以前の根に巣くう虫を
一掃せねばならない。これでは法治国家ではなく放置国家と揶揄されよう。

法も選挙も有名無実になっては民主主義以前に国家としてさえ存在し得ない。
民の声を圧殺し法治国家たり得ると言えるのか。民主国家たり得ると言えるのか。

民主的な手続きや理念が崩壊すれば社会が混乱するのは火を見るよりも明らかではないか。
諸外国で起きている混乱がニホンでは起こりえないとたかをくくっているのではないか。
あんまり大衆を見くびらないことだ。


私は男たちを公務員の職権乱用で罰するべきと考える。

☆point_out_radiation_leakさん はじめまして
☆剱 智さん いつもありがとうございます
 
私なんかのつぶやきにコメントをくださいまして、ありがとうございます。
コメント、リンク、拝見しています。

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