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2013年6月 3日 (月)

2013年6月のことば

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あなた達の生きる未来を!!
私達が諦めるわけにはいかない!!!

          ニコ・オルビア(『ONE PIECE』)
    
「生きたい!」
「生きたい!」と思える世の中に!
未来に生きるいのちが、そう思えるような世の中に!
過去から受け継いできた大地を、いのちの営みを、次のいのちに受け継いでゆくんだ! そのために私は生きるんだ!と、そう思える世の中にするために、私は諦めない!!!

母 ニコ・オルビア と娘 ニコ・ロビン
今月のことばは、漫画『ONE PIECE』からいただきました。
ニコ・オルビアは、オハラという国の考古学者。人類の歴史に、ぽっかり空いた空白の百年。その百年を知るために、ニコ・オルビアとその仲間達は、古代文字の解読に励みます。考古学者として、ただ純粋に。
しかし、古代文字の解読は、世界政府にとっては、絶対に成されてはならないこと。世界を脅かす古代兵器の秘密が明らかになってしまうから。というのは表の理由。真の理由は、空白の百年を経て権力を得た世界政府が、その道程を知られてはまずいから。
世界政府は、古代文字の解読を禁止します。しかし、ニコ・オルビアとその仲間達が解読を進めていることを知り、オハラという国ごと消滅させてしまいます。秘密を知る可能性がある者を、一人残らず消すために。
正義は、立場や状況によって変わる。古代文字の解読は犯罪であるとする正義。歴史を、真実を知ろうとする正義。世界政府という大きな権力が鼓舞する正義の前に、考古学者たちの正義は踏みつぶされてしまいます。まだ幼い、ニコ・オルビアの娘、ニコ・ロビンをも、世界政府はこの世から消そうとします。
ニコ・オルビアは、なんとか娘を逃し、自分は戦火に残り、歴史と書物を後世に残そうとします。母との別れを嫌う娘に、オルビアは言います。「あなた達の生きる未来を 私達が諦めるわけにはいかない 生きて、ロビン!」と。

ニコ・ロビンは、世界政府の掲げる正義とは一線を画すクザン中将によって逃がされます。「ニコ・オルビアが残した種が、どのような花を咲かせるのか。俺は見届ける義務がある」と。
懸賞金をかけられたニコ・ロビンは、行く先々で世界政府に通報されながらも、逃げ続け、ついにルフィ(『ONE PIECE』の主人公)たちと出会います。生まれて初めての、気を許せる仲間たちとの出会いです。物語は、今も続いています。

今の世
漫画の世界だけの話ではありません。果たして、今の世の中は、今の時代はどのような時代なのでしょうか。 
私達大人は、諦めないで頑張れるような何かをもっているでしょうか?
あなた達子どもが、「生きたい!」と思う世の中でしょうか?
私達大人は、あなたたち子どもに、「生きて!」と胸を張って言えるでしょうか?

「今」、と言うけれど、言い終えた瞬間に、その「今」は「過去」となっています。先のことと思っていた「未来」も、気がつけば「今」。過去から未来への線上に「今」はあります。「今」と、切り取って考えるけれど、過去から未来への線上の、ほんの一点です。いのちも、歴史も、続いています。つながっています。点ではなく、線を生きている私達。
戦後68年。この国はどこへ向かうのでしょう。何をしようとしているのでしょう。また過去の悲しみを繰り返そうというのでしょうか。これから先に、「生きたい!」と心から叫びたくなるような世界は待っているのでしょうか。
憲法9条の改正を見据えた改憲論議。戦争前夜の臭いがします。7月に迎える参議院議員選挙。この結果で、今後の日本の、いえ、もしかしたら世界の情勢が大きく変わるのかもしれません。今の潤いを求めるのではなく、未来を見据えた判断を、私達一人ひとりが熟考しなければいけないときです。

私(白山勝久)は、憲法9条を守りたいと思います。
   

日本国憲法 第9条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを  保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

   
これだけの条文で、しかも「国の交戦権は、これを認めない」と言い切っているのに、いろいろな解釈がよくも成り立つものだなと感心してしまいます。だからこそ解釈に無理が生じ、改憲をしたいのでしょうけれど。
今の世の中、憲法9条で国は守れない、攻撃をする力を備えなければいけないという声が聞こえてきます。しかし、どれほどの武力をもってしても敵わないのが、憲法9条なのだと思います。
戦争って、何でしょう? 私(自国)と敵(敵国)との交戦と思いがちですが、でも、違いました。戦争が起これば、経済が回るのです。経済を回すための、大きな力なのです。そこには、敵も味方もありません。なのに、経済の潤いを獲ようとする者は、仮想敵国を作り、交戦の雰囲気を煽り、戦争に突入させようとします。作られた敵と戦わされるのです。そのためには、憲法9条は邪魔なのかもしれません。それが戦争。敵は他国ではなく、自国にいるのかもしれません。
    
いつか願いが花開く日を
「未来を諦めない」といっても、それが「経済的に裕福な世界にする」ことを意味するならば、戦争を認めることと繋がってしまいます。
人間って、不器用なものです。親の身として、「友達と仲良くしなさい」「お金以外に、大事なものがたくさんあるんだからね」「痛くてもがまん がまん」などと子どもに言うくせに、言っている当人が、隣人とすら仲良くできず、お金こそ人生で一番必要なものと思い、痛みや苦しみに耐えられずにいるのですから。
人生において、痛みや辛苦は切り離せません。しかし、切り離せない痛みや辛苦を生きる中で、前を向いて歩まれた人たちがいます。生きる力に出遇った人たちがいます。
東日本大震災の被災地に、ボランティアで赴く若者がいます。その人は言います。「私は、阪神淡路大震災で被災しました。その絶望の中、多くの人たちの支えのおかげで、今の私がいます。今度は、私がそのお返しをする番です」と。
つらい経験に自暴自棄になるのではなく、自分が受けた恩を、誰かにお返しをしたいと願う。そのように願える力を、人は持っています。その力を、摘み取ってはいけません。願いが花開くことを、私は諦めません。
「未来を諦めない」といったとき、輝ける未来の構築を、生きたいと思わせる社会・世界を作ることを想いました。でも、その発想が、経済の発展と結びつくものであるならば、人類を戦争に向かわせるものとなってしまいます。「あなた達(子どもたち)」を、戦地に赴かせることになってしまいます。そうではありません。敗戦という歴史を経て、非戦を誓った先輩方は、私達の未来を、諦めずに生き抜いていかれたのです。
さぁ、今度は、私がお返しをする番です!
    
   
   
掲示板の人形
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今月の人形はカエルとオタマジャクシです。
 あなた達の生きる未来を!!
 私達が諦めるわけにはいかない!!!
あなた達(オタマジャクシ)・私達(カエル)をイメージして、今月はカエルの人形を飾っています。
オタマジャクシが、やけにデカイですが
 
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6月の文章を書き終え、印刷屋さんに出して後、ニュースで尾田栄一郎さん(『ONE PIECE』作者)の急病による『ジャンプ』休載を知りました。ご回復を念じております。とはいえ、この際、ゆっくり休んで、しっかり体調を整えてほしいです。再開を心待ちにしております。

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