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2013年5月19日 (日)

ことばは、人を生かしもするし、傷付けもします

暴走している某市市長
自分の言いたいことの真意が伝わっていないと、「日本人は読解力不足」とまで言い出しました。私が言わんとしていることをもっとキチンと読み取りなさい!!ということでしょう。
私も、ことばや想いを発する機会がある者として、「もう少し深く受け止めててよ」「えっ、そこ?」と思うことはあります。橋下市長(あっ、言っちゃった)が発することばと比べれば、影響力も発言の広がる範囲も、比べものにならないほどちっぽけですが。
しかし、ことばを発する者として、相手の読解力不足を指摘することは、やってはいけないことだと思います。
ことばや文章は、耳にする人・目にする人の数だけ、受け止めがあります。「頑張ってください」のひと言でさえ、「そう言ってくれる人がいて嬉しい」と思う人もいれば、「今まで頑張ってきました。これ以上何を頑張ればいいのですか」と感じる人もいる。だからといって、相手の顔色を見ながら、話すわけにはいかない。
個人対個人で話すならば とことんまで話せばいいけれど、顔の見えない全世界の人を相手にすることを考えると、相手の読解力を求めるならば、ことばを発することを止めた方がいい(今されているお仕事を辞めた方がいい)。
 
爆笑問題の太田光さんが言っていました。
「ことばを発する仕事をしていると、ことばによって誰かを傷付けてしまうこともあるわけです。だからといって、傷付けないことばばかりを使えないし、傷付けないことばなんて、本当はない。傷付けることばを使わないように気をつけるのではなく、人を傷付けているかもしれないという意識を常に持ちながら、私はことばを発しています」
このまんまの発言ではありません。私の受け止め・記憶です。ことばの発信をする機会がある者として、私も肝に銘じています。ことばを発する作業は、実は自分自身に突き刺さってきます。たとえ誰も傷付けなくても。
 
自分の真意(言いたいこと・伝えたいこと)ならば、誰かを傷付けてしまうかもしれないことばだという意識を持ったうえで、語るべきだと思います。
相手の読解力に頼るのではなくて。
 
「だからぁ、あんたも読解力無いなぁ」なんて怒られたりして。

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