川村妙慶さん
2012年10月18日(木)
真宗大谷派 横浜別院 公開講座へ 川村妙慶さんのお話を聞きに伺いました。
思い通りにならぬ我が身・我が人生
思い通りになることが幸せだという 迷いの中を生きている私
「好きだよ」「信じているよ」「裏切らないよね」と言って、お互いの関係が築かれていることを確認しようとするけれど、そのセリフが出るという そのことが、相手を疑っていることの表れです。
思い通りにしたい、こうあらねばならぬ、災いは困るという囚われの中で、実は、自分で自分を苦しめているのです。
この世で起こる物事は、すべて因があって、縁があって、果がある。いきなり果だけが現われるわけではありません。因・縁・果の道理を生きるということは、思い通りにならない、自分にとって都合の悪いことだって起こり得ます。それをどうにかしたい、無くしたいという気持ちもわかります。でも、それは出来ません。
親鸞聖人という方は、どうにかしたい、無くしたい現実をどうにかしようとされた方ではありません。どうにかしたい、無くしたい現実を引き受けて生きて行かれた方です。そんな私たちに、「ただおお念仏です」と説かれたのです。阿弥陀さまのおすくいは、すべての人に平等に開かれているのですから。
(以上、私のノートより)
私(白山勝久)は、「思い通りにならないこと、都合の悪いことをどうにかしたいと願うけど、そんなのは無理だし、自分さえ良ければいいのですか?」なんて、スパッと相手を切ってしまうような言い方をしてしまいますが、
川村妙慶さんは、優しい語り口の方でした。女性だからというだけでなく、相手に頷き、認め、そして声をかけられている(お話をされている)のだなぁと感じました。
お話の1時間があっという間でした。
ありがとうございます。
横浜別院の皆様にもお世話になりました。聞法の場を開いてくださいまして、ありがとうございます。
横浜別院では、18・19・20日と、報恩講が勤められます。
お近くの方はぜひご参詣ください。
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