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2012年10月31日 (水)

四畳半に炬燵置けなくなるが、あったかいよ

数日前のブログで、「お風邪など召しませんように」と書きましたが、実はここ数日風邪をひいて40℃近い熱を出して臥せっております。
昨日は「報恩講に向けてのおみがきの会」だったのに、私は不参加でした。お集まりくださった皆様には、有り難い気持ちと共に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

さて、いつもは家族4人同じ部屋で寝ていますが、私を安静に寝かせるため(というより、娘たちにうつさないため)、妻と娘2人はリビングに布団を敷いて寝ています。いつも4人で寝ている寝室に、私ひとりで寝ています。
私より若い3人がいない部屋は、急激に冷え込みます。同じ寝室でありながら、まったく別の部屋のようです。
風邪と人のいない寒さに震え、天井を眺めながら、あることばを思い返しています。

四畳半に炬燵(こたつ)置けなくなるが、あったかいよ

1998年 蓮如上人500回御遠忌記念に真宗大谷派東京教区より出版された『わたしの出会った大切なひと言』(クレスト社)に掲載されている ことば です。
蓮如上人の500回御遠忌の際、“わたしの出会った大切なひと言”と、そのひと言にまつわるエピソードを公募しました。500通を超える応募があったと聞いています。そのうちの100編が納められています。

このことばのエピソードには、次のようにあります。

「一人口は喰えないが二人口は喰える」。仲人さんの説得で昭和33年に見合い結婚。なんと月給一万二百円だった。その言葉どおりで何とか喰えたが、翌年早々妊娠、「とても三人口は無理」と、堕胎すことを仲人さんに相談に行った。
総白髪、温和なその人は、生めとも生むなとも言及せず、にこやかに微笑みながら、静かに言った。
四畳半に炬燵(こたつ)置けなくなるが、あったかいよ」と。
その時は雷に打たれたようだった。仲人の手前もはばからず、妻は、わあわあ泣きだしてしまった…。
山崎俊定さん

本を読んだ当時からこころにしみた言葉ですが、今あらためて思い返し、久しぶりに本を手に取りました。
人がいて「うるさい」と思うのか、それとも「にぎやかだ」と感じるか。
人がいるときに「ぬくもり」を感じるのか、いなくなってから「ぬくもり」を、その有り難さを感じるのか。
風邪で寒さを感じながらも、一人休ませてくれる気持ちに温もりを感じる。
そんなことを想いながら眠りに就いています。
みなさん、お元気で。

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