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2011年8月12日 (金)

大海の一滴

たとへば大海の深広にして無量なるを、たとい人ありて、その一毛を析きて(くだきて)、もって百分となして、一分の毛をもって一渧(いってい)を沾し(しおし)取らんがごとし。
(『仏説大無量樹経』上巻より)
 
たとえば、限りなく深く広い大海の水に対し、人が、一本の毛を百ほどに細かく裂き、その裂いた一すじの毛で一滴の水をひたし取るようなものである。
(現代語訳 参考『浄土三部経』本願寺出版社)
 
無量寿仏がさとりを開き、最初の説法の場に集まった声聞(おしえを聴聞する者)の数は、数えつくすことが出来ないほどでした。その数を知ろうとしても、私たちが知り得るのは、海の水に対して、100分の1ほどに裂いた髪の毛につく、ほんの一滴の水の量にすぎません。
聴衆の数の大小の意味もあるのでしょうが、それほどの徳の深さ、おしえの広さをそなえているのが、無量寿仏のさとりの内容であるということを表現しているのではないでしょうか。
   
と、『大無量寿経』の勉強をした次の日の話 
          
8月盆の時期となり、お墓参りの方が多くみえます。
「みずのでるこうえんいく。ともだちのとこいく。(訳:水遊びのできる公園で、友達と遊ぶ!!)」と娘がせがみますが、寺も忙しいので、出かけるわけにはいきません。
かわいそうなので、ビニールプールを出してあげました。
しかし、プールを置く場所の近くに、水の出る蛇口がありません。井戸水をくみ上げる蛇口はあるのですが、残念ながら西蓮寺の井戸水は飲み水には適しません。
そこで、洗面所からプールまで水を持って行くことにしました。
しかし、ホースもバケツもありません。掃除用のホースやバケツはありますが、さすがにそれで水を入れるわけにもいきません。仕方がないので、洗面器に水を入れて、プールに水を満たしました。
洗面器40杯分…洗面所とプールを40往復しました。汗びっしょりです。
  
「プールできたよ!!」
呼ぶと娘は大喜びで遊び始めました。
遊んでいるうちに、娘はゼリーやプリンについているプラスチックのスプーンで、プールの水を外に出し始めました。
洗面器で40杯分の水を、このスプーンだと何杯分あるんだろう…
   
海の水と、100分の1に裂いた髪の毛に付く滴を比べる、その発想の壮大さを思い起こしていました。
それと、ジャッキーチェンの「酔拳」(だったかな)の修行のシーンで、桶に入った水を、腹筋しながらお猪口で別の桶に移すシーンも思い出していました。
暑い夏の一日でした

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