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2011年2月17日 (木)

頭北面西右脇臥

インドに行くと(インドだけではありませんが)、「涅槃像」といって、お釈迦さまがお亡くなりになったお姿の像があります。
お釈迦さまは、頭を北に 顔を西に向けて 右脇を下にしてお亡くなりになられたと言われています。
「頭北面西右脇臥(ずほく めんさい うきょう が)」とは、お亡くなりになられたときのお姿・状態です。
   
お釈迦さまが顔を向けられた西方には、カピラヴァスツという国がありました。お釈迦さまがお生まれになった国であり、すでに滅ぼされてしまった国です。
お亡くなりになるにあたり、思い出の地・亡き国のことを偲ばれていたのです(という説があります)。
   
3月には春のお彼岸があります。
春・秋のお彼岸は、春分の日・秋分の日を中日(ちゅうにち)として、1週間あります。
春分の日・秋分の日は、太陽が真西に沈む日…つまり、春分の日・秋分の日の日没の方向に、浄土があるという信仰です。
実際は、浄土・仏の国は、十方(あらゆる方角)にあります。しかし、いつからか分かりませんが、「浄土は西方にある(西方浄土)」という思想だけが強調されるようになりました。
お釈迦さまが、故郷を想い、西を向いて亡くなれらたエピソードも、そこに加わっているのかもしれません。 
  
    
 
「頭北面西右脇臥(ずほく めんさい うきょう が)」
お釈迦さまがお亡くなりになった寝方だから「北枕は縁起が悪い」なんて迷信がありますが、一切気にしないで下さい。諸行無常の身を表わす、尊いお姿なのですから。

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コメント

ぷくぷくしたお姿ですよね…。老人の肉体ではないですね…。永遠の命のようなことを表現しているらしいと、前に何かの本で読んで、へー、なるほどなぁ~と思ったことを思い出しました。

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