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2009年11月20日 (金)

ご恩思えば みなご恩

報恩講とは、親鸞聖人のご法要です(11月28日がご命日です)。

報恩…「恩に報いる」「恩を報る(しる)」と書きます。
親鸞聖人から教えをいただいたご恩に報いる、恩を報るとも読めますが、私を中心とした報恩は、危ういものです。
恩を感じると普段は思っていても、悩み苦しみにぶつかれば「これだけ報恩の気持ちをもっても、なにもいいことがない」などという想いに転じてしまいます。
ご利益を求めてのお念仏も、思い通りにならない現実にぶつかれば、念仏を捨ててしまいます。
恩を感じて、感謝して、念仏申すのではありません。
見返りを求めた「報恩」を、果たして「報恩」と言えるでしょうか。 
 
この身は、すでにご利益をいただいている身です。
私は、多くの恩の中を生かされて生きています。
 
「恩に報われている」
そういういのちをいただいて生きている「恩を報らされる」
  
報恩講は、そういう事実に目覚めさせられるという集まりなのです。
   
 

大阪のお寺の報恩講でお話をさせていただきました。
2日で4座(1座は「永代経会」)のご縁をいただきました。
 「報恩ということ(上記のような内容で)」
 「親鸞聖人のご生涯について」
 「米沢英雄先生の「その人」という詩をいただいて」
 「亡き人からの呼びかけ」
一応準備はしていきましたが、法話はライブ。準備どおりに話すこともあれば、まったく予定してなかった話をしたり、その場で感じたことを話したり。
このような経験は初めてだったので、自分自身楽しみでした。果たして話しきれるのか。もしかしたら、話しが尽きてしまうのではないか。
いただいた時間、お話を続けることはできましたが、門徒さんにどのように伝わったでしょうか…。そこが不安です。話し方も固かったですね。お聞き苦しいところ、分かりづらいことがありましたら、申し訳ありませんでした。
4座ともご住職をはじめお寺の方がどなたか本堂にいらして、一緒に聴聞してくださり、有り難いことでした。
報恩講の大切な時間をちょうだいして、感謝しております。ありがとうございました。
  

  
  
帰り…京都に5年間住んでいて、大阪に行くこともあったのに、大阪で串カツを食べたことがありませんでした。
帰りの新幹線まで時間があったので(時間に余裕のあるチケットを買ったので)、新大阪駅の構内で、串カツを食べながら、一人反省会をして帰りました
おしえは、全国共通普遍であることを実感して参りました。
帰ったらすぐにブログに書くつもりでいましたが、用事に流され、帰京後早くも一週間が経ってしまいました。時間の使い方が下手です。
一気に寒くなりましたね。お風邪など召しませんように

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コメント

こんにちは。先日は遠路はるばるお運びいただき、ありがとうございました。
法要の際、せっかくの先生のお話しを伺う時間を持てず、申し訳ありませんでしたm(・_・;)m
春の永代経はまだ、接待などがないので何とかなったりなんですが、報恩講となると法中さんのお茶に始まり、先生のお食事、ご門徒さんへのおぜんざいやお茶のご用意など、何かとバタバタしてしまいます。。。
知人のお寺では、婦人会の方がして下さるから、坊守さんは聴聞できる!とおっしゃっておられました。
が。。。では婦人会の方は、ご聴聞できずにおられるのでは???と思うと、どうしていいものやら。。。(>_<;)
やはりご門徒さんと一緒にご聴聞できればいいんでしょうけれども、別院での報恩講でも、やはり職員はみな、裏方に徹するというか、大きな法要こそ、そういうサポートがないと成り立たないのかもしれないですね!!!
などと、エラソーな事を申してみました(*▽*;)

ただ、せっくお運びいただいたのに、帰りまで後片付けなどでバタバタしてしまったので、本当に申し訳なかったです。。。
串カツ、そうですね!
大阪と言えば串カツ!というイメージもあるのかも知れませんね。本当は西成区にある、新世界、が有名です♪ただ、女子はあまり、行ったことがなかったりします・・・・・
地元のガイドブックなどは、あまり目にしないのでわかりませんが、今度、大阪へ来られる際は、(と言うか、京都→大阪へと足を伸ばしていただいたり♪)ぶらっとご案内がてら?!ご一緒させて下さいませ☆

あ、私、先日の御正忌で27日にブックフェアのお手伝い?!行かせていただいてたんですよ♪おしかったです。。。

☆すみこさんへ
いえいえ、こちらこそお世話になりました。
貴重な経験をさせていただき、感謝感謝です。
ご住職さま 坊守さま お兄さま方にもよろしくお伝えください。
 
報恩講の聴聞…寺の人間は難しいですよね。
受付・接待・お斎の支度片付けなど、やることがいっぱい。かといって、門徒さんに任せて自分だけ聴聞するわけにもいきませんものね。
うちは、坊守と自分は本堂で聴聞しています。住職は玄関で受付です
  
27日、ご本山にいらっしゃいましたか。ニアミスですね。
私は門徒さんと京都観光をしていました。紅葉がきれいでした。
 
またお会いしましょう。東京に来られるときは、連絡ください。
 

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