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2009年10月22日 (木)

宗祖親鸞聖人御真影還座式

9月30日、東本願寺において、親鸞聖人の御真影還座式が勤まりました。
御修復中だった御影堂の修復が完了し、修復期間中 隣の阿弥陀堂に移動していた親鸞聖人の御真影(木像)が、約6年ぶりに御影堂に還ってきました。
 
当日は雨の降る中、多くのご門徒が御真影の…というより、親鸞聖人が御影堂にお帰りになる姿を見に来られました。手にする情報によって、人数がまったく違うのですが、5000人とも10000人とも12000人とも20000人とも言われています。
多くのスタッフも、雨の中、それぞれのお仕事をがんばっていました。
Photo
     
開式は12時半ですが、場所取りのため、9時半にご本山に向かいました。
御真影が還ってくる御影堂は、団体参拝優先で個人は座れないため、御真影が出て行かれる阿弥陀堂に行きました。
まだそんなに人は多くありませんでしたが、できるだけいい場所で御真影を拝みたいという方々が、既に見やすい場所を陣取られていました。
どこに座ろうかなとキョロキョロしていたら、私を呼ぶ声が。
「ん?」
「カメラ持って来てますよね」
「うん、持ってきたよ」
「僕は、取材でいろいろな場所で写真を撮りますんで、この席で写真を撮ってくださいませんか。つきましては…」
「データをあげればいいんでしょ^^」
「はい^^」
ということで、最前列の、阿弥陀堂からの出発を待たれて、御輿に乗られた親鸞聖人の前に座ることができました。こういうのも役得と言うのでしょうか?
Photo_2
    
以前、本山での声明講習の御朝事(朝のお勤め)の際、御真影のそばに座ってお勤めをさせていただくことがありました。そのときは、「親鸞聖人だぁ」って、感動しながらジッと眺めていました。
今日も親鸞聖人がすぐそこにいらしゃる。「これから御影堂にお戻りになるんですね」。しばし、会話をさせていただきました。
    
開式までまだ時間があります。
堂内を観察していると、御真影に向かって手を合わせ、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称え、深々と頭を下げられるご門徒が、何人もいらっしゃいました。
「こういう方々のおかげで、聖人のおしえが、お念仏が、今、私に届いているんだなぁ」と感じました。
  
12時30分 開式
故・米沢英雄先生の詩「その人」を、米沢先生と親交のあった中津功先生が朗読されました。聞いていて、ジーンときました。
中津先生は、この日のために、ご実家で何度も米沢先生の詩を声に出して読まれていたそうですが、読むたびに涙が溢れれてきますと仰っていました。
   
勤行が終わり、御真影が、阿弥陀堂から御影堂へ還られます。
阿弥陀堂のご門徒の方々は、立ち上がって御真影を見送られます。 
御影堂の様子はモニターでしか分かりませんが、「おかえりなさい」の声が沸き起こっていたそうです。
Photo_4
     
御真影が御影堂の御厨子に安置されるまで、讃歌が歌われていました。
その間、ちょっとフラフラ歩いて周りました。合唱の方には申し訳ありません。
すると、学生時代の友人や、以前真宗会館にお勤めだった方など、久しぶりにいろいろな人と会いました。ご本山にお参りにきたときの醍醐味です。
学生時代の友人とは、卒業以来の再会でした。16年前か。でも、会ってすぐにお互い分かりました。不思議なものです。それだけ変わってないということでしょうか。
    
御真影が御厨子に安置され、ご門首が御厨子の扉を開くと、「おお!!」と声があがったそうです。
その後、お二人のご門徒の感話と、廣瀬杲先生の記念法話「浄土にて待つ」がありました。
Photo_6
   
午後4時30分閉式
御影堂のご門徒がすべてお堂を出られてから、阿弥陀堂に残られたご門徒が御影堂に向かい、御影堂に戻られた御真影に会いに行きました。
御修復のなった御影堂に還られた御真影。自然と頭が下がります。きれいになったお堂に、親鸞聖人が戻られたから頭が下がったというのではありません。ここに おしえが、いのちが、念仏が、確かに伝わってきている。その事実の有り難さに、手が合わさり、頭が下がります。
ご本山にお参りに行ってよかった。
   
これから報恩講をお迎えします。御遠忌に向けて、いろいろな事業が開かれます。ただ行事として、事業として、ことを為していくのではなく、ひとつひとつが、おしえを大切にしてきた方々がいるからこそのご縁だということを忘れずに生きたいと思います。 南無阿弥陀仏

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コメント

>ここに おしえが、いのちが、念仏が、確かに伝わってきている。その事実の有り難さに、手が合わさり、頭が下がります。

そのとおりでしょうね! 私はまだ本山に参詣したことが無いフトドキな門徒ですが、「ここに」ということを「わが身に」といただいてもよいのでしょうね。

昨夜は「白骨の会」に参加させていただき、ありがとうございました。久々にお会い出来た方もいらっしゃって、楽しく過ごさせていただきました。でも、皆さん結構厳しい状況で頑張っていらっしゃるようですね。そういう中でも仏法を聞き続けようとする者同士が語り合うことが出来ることも、有り難いことです。

☆やすさんへ

『「ここに」ということを「わが身に」といただいてもよいのでしょうね』
そのように思います。それが真宗の伝統だと思います。
それだけに、御遠忌テーマが発表され、いまだに「今がわからない」「文章がおかしい」などと、内輪でワイワイやっていることが悲しくなります。
やすさんが言い換えてくださったことが、僧籍を持つものには感じられないようです。
懺悔の御遠忌です。
  
白骨の会ご参加、ありがとうございます。
久しぶりにOさんも来てくださって、楽しかったですね。ワインも美味しくちょうだいいたしました。
来月もよろしくお願いいたします。

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