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2008年4月 3日 (木)

薬師寺展

4月3日
東京国立博物館で開催されている「国宝 薬師寺展」を見に行きました。
 
展示場内を順路に沿って歩くと、高い通路になっていて、角を曲がると、メインの日光月光菩薩さまが視界に飛び込んできます。通路が高めに作ってあるので、3メートル以上ある日光月光菩薩の胸元あたりから眺めることができます。今までに経験したことのない通路の設営と、今までに記憶のない高さから眺める仏像にワクワクして、歩みを止めて、5分ずつくらいだったでしょうか、月光菩薩、日光菩薩を眺めていました。
優しいのに、力強い菩薩さまの姿に、出るのはため息ばかりです。思わず手を合わせてしまいました。
 
やっと歩き出し、順路どおりあるくと、今度は日光月光菩薩の足元に出ます。それまで離れて高いところから眺めていましたが、今度は菩薩の足元直近から見上げることになります。同じものを見ているのに、まったく違う感覚。そこでもまた時間をかけて菩薩さまを眺めていました。
 
3月30日放送の「情熱大陸」で、展示デザイナーの木下史青さんを取り上げていました。
「展示デザイナー」…展示品がよりよく見えるように、配置や照明を総合的にデザインする方です。東京国立美術館が初めて作った役職だそうです。
作品を展示するために、どの角度から見ても、誰が見ても、その作品の持つ魅力を引き立たせるように照明をあてる。幾種類もの照明機材があり、数限りない配置方法があり、これでいいという答えはありません。その中でも、現時点で考え得る最高の照明をあてる。その苦心・苦悩の様子が取材されていました。
風呂上りにテレビをつけたら放送していたので、偶然見ました。そういう仕事があったんだという驚きとともに、そこまで考えて照明をあてているんだということに対する驚きと敬意がありました。今まで何度か国立博物館に行っているのに、そういうことの思いが及ばず、恥ずかしく思いました。
日々の生活の中、目に見えないところ、私の気付かないところに、人々の苦労と努力が満ちているのですね。ありがとうございます。
「情熱大陸」の放送を見ていたおかげで、いつもと違う気持ちで展示を見ることが出来ました。

日光月光菩薩も素晴らしかったですが、高い通路に昇る手前の「聖観菩薩立像」にも引き込まれました。190センチほどの高さで、全体が視野に納まるので、全体的なバランスの美しさを感じました。
展示品の数も、そんなに多くなく、時間をかけてゆっくりと見ることができます。

残念だったのは、携帯のカメラで日光月光菩薩立像を撮ろうとしている人がいたこと。もちろん、場内は撮影禁止です。カメラを構えた人を見つけては、監視の方の注意を受けていました。撮ってしまった人は、データの消去を求められていました。当然です。
思わず写真に収めておきたくなる気持ちはわかりますが、いけないことはいけません。
撮った人も、周りにいる人も、注意した監視の人だって、いい気持ちはしません。せっかく素敵な菩薩様にお会いしているのに、嫌な気分にはなりたくないでしょ。これから行く方、どうぞ写真撮影はご遠慮ください。

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