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2007年11月25日 (日)

ルール

先日、テレビ朝日「報道ステーション」で、知床の漁師とヒグマのドキュメンタリーを放送していました。
ヒグマは漁師のテリトリーに現われ…いや違う、ヒグマのテリトリーに居を構える漁師さん。漁師さんは、海の様子を直に感じるために海岸線に住み、魚を獲り、加工しています。そこに現われるヒグマたち。人間から数10メートルのところまで近づいて来ます。
恐いはずです。実際、この漁場に居を構えた当初は、村の猟師さんに頼んで、熊を退治(撃ち殺す)してもらたこともあるそうです。でも、この漁師さんをまとめる責任者の方(お名前を忘れました)が、殺すのではなく、なんとか共存できないものかと考えます。
そして実行していることは、自分たちの食料や残飯を建物の外に置かないこと。備蓄してある食糧は、厳重にガードすること。熊が人間に危害を加えるのは、人間が熊に食料を与えてしまうから。その味を覚えてしまった熊は、本来食すことがないはずの食料を欲し、人家に近づき、食料を手に入れようとします。
実行していることのもうひとつは、熊が人間のテリトリーに入ってきたときに、責任者の方が「コラッ!」と怒鳴って追い出すこと。「信じられないかもしれないけれど、怒れば熊にも通じるんだよ」と言う責任者の方の顔がものすごく柔和でした。熊を敵として見ているのではなく、同じ生き物として見ているお顔でした。
そうして、自然に築かれていったルールのもと、クマも人間も、厳しい知床の冬を乗り越えていくのでした。
 
自然に築かれていったルール
どこにも明文化してないし、罰則もない。
でも、みんながそのルールの中で、生き生きと自分の生きるべき活動をしている。人も、クマも。
 
身の回りに溢れているルール
明文化されてないし罰則もないものから、
明文化されて罰則があるものまで。
人が生きるために、生きやすくするために、もめごとをなくすために、不快な思いをしないために、快適な生活をするために、ルールは生み出されてきたのだろうけれど、
ルールが増えれば増えるほど、生活は窮屈になっていく。
ルールが増えれば増えるほど、ルールを無視する人も増えていく。
ルールが増えれば増えるほど、ルールの網目を見つけ出す、探し出す、作り出す人がいる。
かくして、またルールは増える。 
 
人と動物の共存が出来ているのに、
人と人との共存って、難しいものですね。

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コメント

おはようございます。
ご無沙汰してます。
自然
知識+体験+冷静な判断=知恵
が自然との共存かもしれないですね。
農家ですので

人と人、方便から始まるかもしれない
ルール、常識
こんなものまで、法律?って感じです。
とっちゃん坊やの私が言うのもなんですが、
大人になるって、自分が意識して常に努力
しなきゃいけないと思う。
これあれば、やったら、わけわからない
ルール半分減らせるかも
愚私見ですが、日常の法律、
あまり詳しくないですが仏法との法 
差が大きいですね。

☆tanukiさんへ
仏法と世間の法律
どちらも法ですが、あまりに違うものですね。
 
法律の細分化は、想像力の欠如が原因かもしれないですね。

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