法の流れに身をまかせ
昨日、湯島にあるお寺に、広瀬杲先生のお話を聞きに行きました。
20年近くに亘り、法然上人の『選択本願念仏集』のお話をしてくださってます。でも昨日は、「みなさんのご了解をいただけるならば、『恵信尼消息』のお話をさせていただきたいのですが」と断られたうえで、『恵信尼消息』のお話をされました。
親鸞聖人の七百五十回御遠忌を控え、「宗祖としての親鸞に会う」ということが言われているが、“宗祖”親鸞に会っていない者が、どうして“宗祖”親鸞を語れようかと忠告(警告?)され、“宗祖”としての親鸞に出会い、書面を残されたのは、唯一親鸞聖人の妻である恵信尼だけではないだろうか、というところに立ってお話してくださいました。
あ~ぁ、そうだなぁ!!って、目からウロコでした。
気のせいか、いつもより楽しそうに話されているように思いました。
先生は京都にお住まいです。年3回、東京へご出講いただいてます。その3回の法座をいつも楽しみにしているのですが、昨日の私は起きたときに調子が悪く、一瞬「休もうかな」って考えてしまいました。でも、先生はその日の朝に京都から来られて、お話が終わったらそのまま帰られるのです。そのご苦労を思えば、一瞬とはいえ「休もうかな」と思った自分が恥ずかしく思いました。
先生を東京駅までお送りして、お見送りするとき、握手してもらいました。とても嬉しかったです。
お話中、お話している広瀬先生の背後に、フッと曽我量深先生を感じました(霊とかそんな意味ではないですよ)。広瀬先生は、曽我先生のお話を聞いて真宗を学ばれました。
つまり、法の伝統を感じたのです。人から人へ受け継がれていく法の伝統。
「親鸞聖人の七百五十回御遠忌」と書きましたが、普通に考えれば個人の七百五十回忌なんて勤まるはずがないと思うのです。
だけど、七百五十回忌が勤まる。それは、親鸞聖人から一足飛びに現代に生きる我々が親鸞聖人を崇め奉って勤めるのではないのです。親鸞聖人が生きておられた頃から、今に至るまで、法が受け継がれてきたからこそ、七百五十回忌を勤められるのです。
親鸞聖人…恵心尼…いろいろな伝統がありますが、曽我量深先生…広瀬杲先生という伝統を感じることが出来ました。その流れの中に、ご一緒させていただいた幸せ。
法座に参加して、良かったです。
先生を見送った後、一緒に参加していた後輩と、飲みに行って語り合いました。後輩も、何かしら喜びを感じていました(で、ちょっと飲みすぎてしまいました)。
仏法聴聞して、よい人間になるとか、心の平穏を望むとか、苦から解放されるとか、いろいろなことを期待する人もいることと思いますが、こちらが期待することではないのです。
法の伝統の中に身を置ける。その中を生きている(生かされている)。そういう場に、私が誘われているのです。聞いて何かが変わるのではなく、今のままの私でも聴聞できるのです。有り難いことだなぁって思うのです。
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コメント
東京で広瀬杲先生のお話を聞かせていただけるチャンスがあったとは! 知っていれば、どんな体調でも行ったのに・・・惜しい!
「法の伝統の中に身を置ける。」正にサンガですね。「三宝見聞」は難きが中に難しと感じます。
投稿 やす | 2007年4月14日 (土) 23:03
最後の部分「聴聞できることがありがたい」とのことは、同感しました。
何かを期待してしまいがちですが、その機会だけでも有りがたい。
仏様のお引き合わせ以外に考えられないご縁。大切にその一日を大切に生きて、生かされていきたいものです。
投稿 たか | 2007年4月16日 (月) 09:18
☆やすさん こんにちは
広瀬先生のお話、実は東京でも聞けるんです。
次回は7月6日(金)10時~16時頃
湯島 福成寺さまにて。
次回、私は参加できないのですが、ぜひご参加ください。
詳細は、うちの聞法会に来られたときにでもお伝えいたします。
投稿 かつ | 2007年4月16日 (月) 13:06
☆たかさん こんにちは
お寺の会に参加していると、人との出会いとは仏縁であると感じます。
たかさんとの出会いもそうです。
(映画鑑賞会、楽しんでいただけましたか? 映画の内容は楽しむものとは違いましたが^^)
そういう仏縁を感じられると、「あぁここにいていいんあだ。生きていていいんだ」て、ふと感じます。
そういう場・仲間を、上のコメントでまつさんが言われている“サンガ”と言うのだと思っています。
投稿 かつ | 2007年4月16日 (月) 13:11