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2007年4月26日 (木)

つよよわい

4月になり、学校・仕事、新たな一歩を踏み出した皆さん、いかがお過ごしですか? もう慣れましたか?

新たな一歩を踏み出した方に限らないですが、生きているといろいろなことが起こります。いろいろな人がいます。
そこを我慢して、努力して、気にしないで、うまく対処して乗り越えていく人もいます。
そこでつまづいて、挫折して、気持ちが萎えて、どうしようもなくなってしまう人もいます。
どっちが良くて、どっちが悪いという話をしようというのではありません。
物事を乗り越えた人をこころの強い人、挫折してしまう人をこころの弱い人と分類する人がいます。果たしてそうなのでしょうか?
  
強い弱いって、なにが基準なんでしょうか。
頑張れたら強くて、へばってしまったら弱いのでしょうか。
 
なぜ「強い弱い」について書こうと思ったのかというと、「自殺する人はこころが弱いからだよね」って面と向かって言われたのです。生きてる者からすれば、そういう見方をする人もいることでしょう。でも、強かったら何があっても生き、弱かったら壁にぶち当たったときに自ら死を選ぶのでしょうか。
  
仮に「強い弱い」という表現を使わせてもらうと、
強いからこそ、壁にぶつかったときに、こころがポキッって折れてしまうことがあります。
自分の弱さを知るからこそ、どのように対処したらいいのか考え、慎重に物事を乗り越えることもできます。
「自分はこころが強いから」という意識で、「なぜ自殺するんだろう。それはこころが弱いからだ」と言い放ってしまう方、ポキッと折れないようにご注意を。 
自殺しない人を強い人というのではない。自分の弱さを知る者を強い人というのではないだろうか。弱さ知るゆえに、どのように生きたらいいか考え、どのように生きたらいいか考えるがゆえに、自分の選んだ道を突き進む。その道の中には、死という道もあるのかもしれない。

確かに、先進国と言われる国の中でも、日本の年間自殺者数は群を抜いています。その理由を探り、対処法を考えなければいけない現実はあります。
でも、こころの強い弱いが問題なのではないのです。もっと言うならば、人間はこころ弱い生き物なのです。それゆえ誰かを必要とし、誰かと一緒に歩み、時には大事な誰かをも傷つけてしまう。

「自殺した人と、してない人の違いはなんだと思いますか? それは、自殺したか しなかったかの違いでしかないんです。強い弱いの問題じゃないんです!!!!」
珍しく喝破してしまったじゃないですか。失礼しました。

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コメント

自分の選んだ道を突き進む。その道の中には、死という道もあるのかもしれない

>強いとか弱いとかじゃないとは思うけど、死んだらダメだ!!
そんなのダメだよって思う。そんな道はないと自分で否定し続けないといけないんじゃないでしょうか?
そんなARIは強いってよく言われます。ARIからしたら強いんではありません。当たり前です。

☆ARIさん こんにちは
いろいろ考えすぎました。
死んだらダメだ!! 死んじゃ嫌だ!!
その一言が言えるだけでいいんですね。
言ってもらえるだけでいいんですね。

自分の弱さを知る者を強い人というのではないだろうか。弱さ知るゆえに、どのように生きたらいいか考え、どのように生きたらいいか考えるがゆえに、自分の選んだ道を突き進む。その道の中には、死という道もあるのかもしれない
「自殺した人と、してない人の違いはなんだと思いますか? それは、自殺したか しなかったかの違いでしかないんです。強い弱いの問題じゃないんです!!!!」
私が今師事している精神科(若い方ですが、恐ろしく名医です)の先生と全く同言です。欝病がほぼ自殺の原因ですが、鬱病も、原因は多因なので、分析しても意味ないのです。しかし、本人が治ろう生きようとしたときに、どう自分が主体で原因を客観的に分析し、考えや生き方のプラスマイナスの振幅を減らしていくか(しなやかにってことです)ってことなんですよね。欝で10年闘う人もいます。再発があるので、ざらですね。だけど、しなやかってことを忘れない事が大事なんですが、私もどこか自分にも自分以外にも十分ではないかもしれません。
カツさんありがとう。私の原点を呼び起こして頂きました。喝破してください。
こころとは、優しいだけではなく、強く優しいものです。それが、慈愛の字にも含まれていると私は思います。ありがとう

☆tanukiさん ありがとう
「私が今師事している精神科の先生と全く同言です」
その先生、とっても素敵ですね(コラコラ)

「プラスマイナスの振幅」って、誰にでもあること。その振幅が大きいと鬱や躁になるのでしょうけど、でも、誰もがそうなる可能性がある。既に誰もが躁鬱状態(という表現はあまり好ましくないかもしれませんが、趣意をお汲み取りいただければ幸いです)。
だから、こころ弱いと自殺して、強いからしないという区別は、成り立たないと思うのです。

しなやかに、竹のように生きたいものです♪

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