映画「ツォツィ」鑑賞会
4月14日(土) 西蓮寺仏教青年会「白骨の会」開催
奇数月は、寺で輪読会
偶数月は、寺を出て、書を捨てて街に出る会。
今回は「ツォツィ」という映画の鑑賞会。
2006年アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
今、日本では、この作品について話題になっていることがあります。
映倫規定により、「R-15」指定を受けました。暴力シーンがあるのが理由のようですが、内容的には15歳以下の子にも観てもらいたいものであるとして、日活は試写会を開催しました。
(結局、「R-15」指定の再審査は却下されてしまいました)
内容について書くと、ネタバレになってしまうので書きませんが、個人的には映画館に観に行ってよかったと思いました。
なぜ「R-15」指定なのか? よく分かりませんでした。暴力シーンや人を殺すシーンがあったので、だから指定がかかったと説明されれば、「そうですか」と納得するしかありませんが、この作品の、この内容で指定を受けるのならば、テレビはもっと厳しく審査しなければいけないんじゃないの? と思いました。
でも、「R-15」指定が適切か否かよりも、まずいものは見せなければいい、隠せばいいという風潮はどうにかならないものでしょうか。暴力シーンが暴力を生むと思われているけれど、人の中に暴力性というものは元々備わっていると思うのです。誰にでも。元々備わっているからこそ、その自覚を通して、自ら抑える理性がはたらく。元々備わっているのに、そういうものを隠そう無くそうとするから、一度弾けたときに、暴発する、抑えが効かない。
映画鑑賞後、参加者4人で感想を語る会。他の人も、「R-15」指定については首を傾げていました。映画の内容についてよりも、そのことについて盛り上がりました。
でも、入った居酒屋がまずかった。JAZZをガンガンに鳴らしているお店で、集中して語り合う雰囲気ではありませんでした。お店の選択も重要だなと、痛感いたしました。
次回「白骨の会」は
5月12日(土) 午後5時~8時頃 西蓮寺にて
先ずは、奇数月の輪読会にご参加ください。
お待ちしています。
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