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2007年1月25日 (木)

いつもはだかで

はだか    武部 勝之進
 いつもはだか
 いつもはだか
 はだかで出発する
 尊いことだ

  
経験は財産です。でも、経験を積むと、
物事に取り掛かる前に結果を判断してしまう。
物事に取り掛かろうとする者に「無駄だ」「やめておけば」「意味ないよ」と言い放ってしまう。
こういう人は、こう対応すればいい。
こういう出来事は、この程度のことをしてればいいと、高をくくってしまう。
成功は自信にもなるけれど、慢心にもつながる。
失敗は、もう怖いものはないと勇気を与えてもくれるけれど、私を臆病にもする。
 
ちなみに、年とともに時が経つのを早く感じるのは、経験を積んでいるから。
日々の出来事、同じことの繰り返しだとしても、そこに感動があるだろうか。せっかくの出来事を、何も感じることなく過ごしてしまう。
日々の出来事、いつもと違う新しい出来事があったとしても、「こういうことかな」「こうすればいいな」と、経験に基づいて、無難にこなしてしまう。
経験を積んでいるゆえに、感動もなく、無難に過ごしてしまう。感情に、行動に何の起伏もなく過ごしているのだから、時間の流れも早く感じるのです。
 
経験も大きな財産だけれど、いつもはだかで物事に向き合えるこころを持つということも尊いことだと思う。
日々の同じことの繰り返しの中にも、毎日会う人に対しても、いつも感動がある。
はだかでいることは、感動を生む。
私は、「生きるとは感動すること」だと思っています。
ということは、はだかでいることが生きるということなのですね。

生きるとは、感動する・物事に疑問を持つ・いつも会っている人とでも、毎度毎度の出会いがいつも初めての出会いと感じる。生きるとは、そういうことではないでしょうか。
 
「いのちは大切だ」という呼びかけには、いのちを傷つけない・殺さないという意味として捉えられているような気がします。でも、呼びかけが空しく響くのは、呼びかける側にも、傷つけ・殺してしまう縁に出会った側にも、“感動”がないからではないでしょうか。

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