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2006年12月 9日 (土)

りんごが主人公

12月7日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
この回のプロは、りんご農家・木村 秋則さん。
 
木村さんご夫婦は、りんご栽培の農薬で皮膚がかぶれ、農薬や肥料を使わないりんご栽培に挑戦されます。
しかし、りんごの栽培はうまくいかず、始めて6年目には生活も成り立たなく成り、自殺を試み岩木山に入ります。そこで、山々の木々には害虫も病気も少ないことに気付きます。疑問に思った木村さんは土を掘り返してみます。すると、手で掘り返せるほど土が柔らかかったのです。
この土を再現することが出来れば、農薬や肥料を使わないでも、りんごが栽培できるのではないかと思った木村さんは、栽培を続けます。
そして無農薬栽培を始めて8年目の春、りんごの花が咲きました。それは、りんごの実りを約束するものでした。
   
番組中、木村さんの笑顔が絶えません。
私はりんごを育ててないんです。りんごが育つ手助けしているだけです
私の仕事はりんご手伝い業です
主人公はりんごです
笑顔でりんごのことを語る木村さん。でも、目は真剣でした。
木村さんは、りんごを愛しているんだなぁというのが、伝わってきました。
  
りんご栽培に限らず、「自分が主になってやっているんだ!!」という思いは、相手もしんどいし、自分自身もしんどくなる。子育ても、人材育成も、仕事も、人間関係を保つことも…。
自分が相対する相手が主人公。自分はその手伝いをするだけ。
自分ひとりで背負い込まないで。結果ばかりを気にしないで。
 
かといって、楽していいと言うことではない。
こころが無ければ続きません
手抜きをすれば、それはすぐに現われます
主人公は相手と言うことは、自分は脇役に徹すると言うこと。楽なようでいて、それもつらいし、寂しいこともあることでしょう。
脇役に徹するとは、主人公以上に“こころ”が必要なのかもしれませんね。
 
りんごを愛するこころを持って接すると、りんごだけでなく、自分自身をも含めた、いのち全体を育てるのですね。

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