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2006年11月19日 (日)

智慧の光明

今日のご法事で門徒さんが、
「ご住職、お経に“智慧の光明”のお歌を入れていただけますか」
「はい^^」
  
“智慧の光明”のお歌とは、親鸞聖人のご和讃です。
  
  智慧の光明はかりなし
  有量の諸相(うりょう の しょそう)ことごとく
  光暁(こうきょう)かふらぬものはなし
  真実明(しんじつみょう)に帰命せよ

 
阿弥陀如来の分別を超えた光明は無限です(誰は救って、誰は救わないという分別がありません)。限りあるいのちを生きる、すべての生きとし生けるものが阿弥陀如来の光明に照らされています。その阿弥陀さまの真実のお導きを頼りとして生きましょう。
 
門徒さんがなぜこのご和讃を求めたか。それは、このご和讃の中に亡くなられた奥様のお名前が入っているから。
普段、ご法事では勤めることがないご和讃。でも、そのご和讃に差し換えてお勤めさせていただきました。
お経中、背中から聞こえてくる「南無阿弥陀仏」の声。
亡くなられた奥様を通して、阿弥陀さまの智慧の光が、シッカリとご主人に届いている。
奥様が自分の死を通して、ご主人を光に、教えに出遇わせてくださいました。
     
   
こんにち、亡き人やご遺体を指して「仏さま」と言いますが、「仏さま」とは「目覚めた人」という意味。
私に先立って亡くなられた大切な方は、「目覚めた人」という本来の意味での「仏さま」として、私を光に教えに出遇わそうとしてくださっています。
   
亡き人は、眼は閉じてしまったけれど、真実に目覚められました。
私は、起きて目は開いてはいるけれど、真実が何も見えていない。
 
仏さまの声、智慧の光に包まれて、今私は生きている。

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