いつまでも
昨日書いた阿那律(あなりつ)さんについて もうひとつ。
視力を失ったアナリツ。自分の衣の縫い物をしようとしましたが、針に糸が通りません。アナリツは言います。「どなたか、針に糸を通す功徳を積んでもらえないでしょうか」
「私にその功徳を積ませていただけませんか」
その声、その雰囲気…声の主はお釈迦さまでした。
「お、お釈迦さま!! お釈迦さまにそのようなことをしていただくわけにはいきません。それに、すべてを悟ったお釈迦さまが、これ以上功徳を積む必要がありましょうか」
「アヌルダよ、悟りを求めることに終わりはないのですよ。私も生涯をかけて修行しているのです。私に功徳を積ませていただけませんか」
お釈迦さまは、アヌルダの手から針と糸を受け取り、糸を通されたのでした。
さとりが完成することはない。求める こころ に終わりはない。
生きるということは、常に問いを持ち続けるということ。常に求めるということ。
南無阿弥陀仏
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