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2006年9月13日 (水)

ひと言ひと言は、その一瞬だけのこと

お釈迦さまのお弟子さんに阿那律(あなりつ)という方がいらっしゃいました。

ある日、アナリツはお釈迦さまのお説法中にウトウトッとして一瞬寝てしまいました。
ハッと目を覚ましたアナリツ。自分がウトウトしている間に、お釈迦さまがどのようなお話をされていたのか、他のお弟子さんたちに聞いて回りました。
話を聞いてみると、アナリツが生涯を通して持ち続けていた問いに対する答となるような内容だったようです。

「あぁっ!! 自分が求め続けていたことの大切なヒントとなるようなお話をお釈迦さまはしてくださったのに、私は寝てしまっていた!!」

アナリツは悔やみました。悔やんでも悔やんでも、悔やみ足りないことだったでしょう。

その日からアナリツは、お釈迦さまのお話・一挙手一投足の何も逃してはならないと不眠不休の修行に努めました。
常に神経を集中して起きていたアナリツは、ついには視力を失ってしまいました。しかし、そのために目で見るのではなく、こころで見る力が養われ、天眼(てんげん…すべてを見通す力)第一のアナリツと呼ばれるようになりました。
それほどまでに真摯にお釈迦さまのお説法に向き合った弟子であったと言われています。

真摯にお釈迦さまのお説法に向き合うということは、真摯に自分の人生に向き合ったということ。ただ聞いているだけでは、眠くなってしまいますし、右の耳から左の耳へスルーしてしまいます。自分の人生・生活から生ずる問いを持って初めて“聞く”ということができます。

お話のひと言ひと言はその瞬間だけのことです。いつでも聞ける・聞き逃してもいい話なんてありません。

寝ないように気をつけましょうということではなく、こころの底から聞きたいという想いがあれば、睡魔なんて襲ってこないのでしょう。
   
   
なんてことを書いている私。昨日、ご法話を聞きながら寝てしまいました。一緒に聞いていた仲間に、「かっちゃん寝てたでしょ」と言われてしまいました。
「ん!? 寝てないよ。ちょっとどっか行っちゃってただけだよ」
言い訳にすらなってませんね^^; 仲間の顔が見えませんでした。

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