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2006年8月10日 (木)

蝉の声

閑けさや岩にしみ入る蝉の声
                   松尾 芭蕉

台風が過ぎ、夏の暑さがぶり返して来ました。夏真っ盛りです。
蝉の鳴き声も真っ盛りです。
蝉の大合唱の中、境内の掃き掃除をしていました。

蝉は土の中で5~7年ほど幼虫時代を過ごし、地上に出て成虫となり、1~2週間過ごします。しかも、300個ほど産み付けられる卵の中から成虫になるのは、ほんの数匹だそうです。今泣いている蝉さんたちは、300近い兄弟のいのちも背負っているのですね。

「蝉のいのちは1~2週間。はかないですね」と言う方もいますが、なぜ成虫の時期だけを見ているのでしょう。幼虫時代も、立派に生きているのに。5~7年かけて成長しているのに。

見えない時期・部分って、「無いこと」にしてしまいがちですよね。
その見えない時期・部分があってこそ、今があるのに。

人間も同じ。
「とつきとおか」という時期を、お母さんのお腹の中で、一生懸命に生きているんですよね。成長を続けているんですよね。
それなのに、生まれたときは0歳。
「無いこと」にしているわけではないでしょうが、ほぼ一年のいのちを経て生まれてきたのだから、1歳から始まってもいいんじゃないかなぁ…なんて思うわけです。

0から育てる。
なにも無いところから育てるのは大変なこと。

1から育てる。
すでに土台は出来ている。1年の経験を大切にしてあげてください。
  
   
(おまけ)
現代の、生まれた時は0歳で、一年後の誕生日に1歳をカウントしていくのを「満年齢」と言います。
生まれた時を1歳と数えるのは「数え年」ですが、「数え年」は生まれた次の年の1月1日に1歳カウントされていきます。生まれた次の年の誕生日ではなくて。だから、みんな1月1日に歳を重ねていきます。
(もし私の理解違いでしたら、ご指摘ください)

生まれた時を1歳と数えて、次の歳の誕生日に歳を重ねていく数え方はないのかな? 自分の今の満年齢に1を足せばいいだけだけど。
  
<蝉の抜け殻です>  
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コメント

生まれた時を1歳と数える!
今まで思ってもいなかった発想です、
あっても不思議じゃないですよね、この考え方も。
そうですよね、お母さんのお腹の中で、一生懸命に生きているんですよね、いろんな夢を見たり・お腹の中や外の音を聞いたり、考えたりして・・・
それって「無いこと」ではない事、
「あったこと」
見えない時期・部分、「とても大切なこと!」

☆teruさん こんばんは
そんなに驚いていただけると、うれしいです。
み~んなに「あったこと」なんですよね^^

teruさんは長崎に行くことはありますか?
今年の2月に行って来たの写真を、今になってアップしました。
よかったらご覧ください。

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