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2006年7月25日 (火)

夏ほととぎす

先日、良寛さんの辞世の歌をご紹介いたしました(こちら)。

  形見とて 何残すらむ
  春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉

                      良寛

この歌が こころ に残っていたためか、次の歌が目に飛び込んできました。

  春は花 夏ほととぎす 秋は月
  冬雪さえて すずしかりけり

                      道元

「春の花・夏のほととぎすの声・秋の月・冬の雪、いずれもみなそれぞれにさわやかで美しい」

良寛さんは 1758~1831年の方
道元さんは 1200~1253年の方

道元さんが詠まれた歌に こころ 打たれ、良寛さんも辞世の歌に引用されたのでしょうね(あくまで私の想像ですが)。

良寛さんの歌をアップするときに、「冬」は何かな?と思っていました。
道元さんが「冬の雪」と詠まれている。 良寛さんも、「冬の雪」を想いながら詠まれたのでしょうね(俳句や和歌の世界では常識のことなのかもしれませんが)。
「秋」を、道元さんが「月」と詠まれたのに、良寛さんが「もみじ葉」と詠まれたのは、字数を揃えるためでしょうね。「月」も「もみじ」も光景が目に浮かびます。
   
   
日本の四季をあらわす素敵な二首に出会うことが出来ました。
で、この二首を紹介したかった想いもあるのですが、道元さんの歌に出会えたのは、良寛さんの歌が こころ に残っていたから。
なんの想いも考えもないところには、なにも響かないものです。こころ に何か想いがあるから、ことば が引っかかってくれる。
道元さんも良寛さんも、日々想いの中を生きていらっしゃった。だから、四季それぞれの美しさが こころ に写し込まれていた。
日々の想いは、感動を与えてくれる。人生に彩を添えてくれる。そう思うのです。

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コメント

日々の想いが、自然の風景の中や日常のふっとした場面や会話、歌の歌詞などに共鳴すると、
心に沁みてグッとくる
出そうと思ってもいないのに勝手に目頭が熱くなります。
人の心は現実には見えないけど、身体のどこかに存在を感じる瞬間です
私も今年で36歳、日々涙腺が緩んでいっているような気がします。
このままいくと将来は・・泣きっぱなし?かな?

☆teruさん こんにちは
私は今年35歳、やはり涙もろくなっている気がします。
でも、泣いたって、泣きっぱなしだって良いじゃないですか^^
泣くことに限らないけれど、感情をハッキリと表現できるって、素敵なことだと思います。

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