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2006年5月17日 (水)

ひつじとやぎ

森達也さんのお話の続き

友人「森さんがモンゴルに行ったときにね…」

モンゴルで いくつもの羊の群れを見かけたんだけど、必ずヤギが群れの中にいたそうです。
なぜでしょう?
羊って、その場から動こうとしないんだそうです。
自分たちが今いる場所の草を食べ尽くしてしまったとします。そしたら、次の餌場に移動しそうなものですが、動かないんですって。じっとそのまま。移動するという発想がないそうです。それだと終には飢えてしまいます。困った困った。
そこでヤギの登場です。ヤギは良い意味でも悪い意味でも協調性が無い。だから、勝手に動き回る。
でも、そのヤギのおかげで 羊たちもヤギと一緒に移動するんだそうです。で、新しい餌場にたどり着き、飢えることがないそうです。
   
このお話はいろいろな捉え方が出来ると思います。
羊を私自身に置き換えることもできます。羊を日本人に譬えることもできます。
自分からは動かないけれど、いいなぁと感じる指導者が現れたら、ヒョイヒョイ付いていってしまう。
組織の中における、反体制の人間の必要性に譬えることもできます。
いいなりになる従順な人間だけ揃えても、組織は機能しないし、やがては潰れてしまいます。

森さんは、特に何かに譬えたわけではないけれど、
視点を変えることの重要性を説かれたそうです。
人・物事にはいろいろな側面がある。正面から見えるものがすべてではない。
それなのに私たちは 自分が見た一面だけで物事を判断・決め付けをしてしまう。
視点を変えることによって今まで見えなかったものが見えるようになる。そうすると、人は優しくなれる。他人に対しても。自分に対しても。
    
    
私にとってのヤギさんは、外部にいるのではない。自分自身の中にいる。
動こうとしないのも私。新たな一歩を踏み出させるのも私。

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